プラスチックは、主に炭素と水素からなる高分子化合物で、石油や天然ガスなどから作られます。
容リ法上での「プラスチック」の判断は、「高分子を必須成分として含み、加工時に流動性を利用して賦形、製品化する材料」とされています。
なお、弾性材料(ゴム)も流動性を利用して賦形(有用な形に仕上げる)しますが、プラスチックとはみなされません。加工時に大きな延伸力を与えて作る繊維は、この定義から外されると考えられるため対象外とします。
塗料、接着剤には賦形の概念がないため対象外とします。
主なプラスチックとして、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などがあります。
ただし、PETボトルは、容リ法上、「プラスチック製容器包装」ではなく、「PETボトル」の区分になります。
【補足】協会作成各種資料等では、「プラスチック」と記載されている多くの場合、「プラスチック製容器包装」のことを指しています。