
ガラスびん リサイクル製品(再商品化製品利用製品) 内訳
令和3年度
リサイクル製品の
原材料等
(再商品化製品) |
ガラスびん(合計) |
ガラスびん(無色) |
ガラスびん(茶色) |
ガラスびん(その他) |
販売量(t)
(合計) |
構成比 |
販売量(t)
(無色) |
構成比 |
販売量(t)
(茶色) |
構成比 |
販売量(t)
(その他の色) |
構成比 |
ガラスびん |
213,439 |
66.9% |
89,338 |
98.1% |
92,429 |
99.5% |
31,672 |
23.5% |
ガラス短繊維 |
27,105 |
8.5% |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
27,105 |
20.1% |
軽量発泡骨材 |
1,677 |
0.5% |
979 |
1.1% |
0 |
0.0% |
698 |
0.5% |
その他の窯業原料 |
329 |
0.1% |
316 |
0.3% |
0 |
0.0% |
13 |
0.0% |
舗装用骨材 |
4,815 |
1.5% |
25 |
0.0% |
36 |
0.0% |
4,753 |
3.5% |
コンクリート二次製品用骨材 |
621 |
0.2% |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
621 |
0.5% |
路床、路盤、土壌改良用骨材 |
69,877 |
21.9% |
439 |
0.5% |
423 |
0.5% |
69,015 |
51.2% |
その他の工業材料 |
1,020 |
0.3% |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
1,020 |
0.8% |
焼成タイル |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
0 |
0.0% |
合計 |
318,883 |
100.0% |
91,097 |
100.0% |
92,888 |
100.0% |
134,898 |
100.0% |
※ 割合については、小数第二位で四捨五入しているため、それぞれの合計の数字と合わないことがあります。



※令和3年4月より令和4年6月までの販売実績
ガラスびん リサイクル製品(再商品化製品利用製品) 写真
ガラスびん
溶かして、またガラスびんに再生する。
【豆知識】
ガラスびんの原料は、珪砂(けいしゃ)、ソーダ灰(ばい)、石灰石の3つです。珪砂は花崗岩が風化して砂になたもので、石英からできています。ソーダ灰は炭酸ナトリウムから製造される化学製品です。石灰石は白い岩。
ガラスびんの製造メーカーはこれらの材料を調合して溶鉱炉によって1,000度以上で溶かし、成型機でびんの形にします。私たちが日常使っているガラスびんは、再生カレット約70%、バージン原料(珪砂、ソーダ灰、石灰石)約30%程度の割合で混ぜてつくられています。
ガラス短繊維
具体的製品例:グラスウール※
※ グラスウール:主に住宅用断熱材として使用
軽量発泡骨材
具体的製品例:防犯ジャリ※1、園芸用鉢底材、軽量土木資材など
発泡剤等を混合し焼成させた骨材。軽くて強度があり保水性があるため、土壌改良材としても使用される。
また、踏むと音がすることを利用し、防犯材としても利用されている。

防犯ジャリ |

軽量土木資材としての使用例 |
※1 防犯ジャリ:踏むと音がするため、庭などにまくことで防犯効果がある。
その他の窯業原料
無色のカレットは、溶かしてから着色してカラフルなビー玉やおはじきなどに、その他の色のカレットは、溶かしたものをそのままビーズなどにします。

ビー玉 |

おはじき |
土木材料
舗装用骨材
具体的製品例:光る舗装、色つきの景観舗装(カラー舗装)

光を反射して視認性を高めるアスファルト舗装 |

その他のアスファルト使用例 |

カラー舗装 |
コンクリート二次製品用骨材
コンクリートに5~10%程度混ぜて使用される。

歩道用平板ブロック |

歩道用平板ブロックの使用例 |

点字ブロックにも使用されている例 |

カラーブロック使用例 |

コンクリートの擁壁 |

コンクリートの擁壁の使用例 |
路床、路盤、土壌改良用骨材
砂の代わりとして使用する他、水を吸わないカレットの特性を活かして、地盤改良の用途としても使用される。

造粒砂 |

貯留浸透工事※1への使用例 |

サンドドレーン工法※2による地盤改良への使用例 |

敷き詰め状況 |

使用例 |
住宅等の基礎工事※3への使用例 |
※1 貯留浸透工事:雨水を一時貯留・浸透させることで、河川などの氾濫による浸水被害を軽減させることができる。
※2 サンドドレーン工法:人工的に多数の砂の杭を打つことにより、地盤に含まれた水分をはきださせて、地盤を強くする工法。
※3 住宅等の基礎工事:ガラス砂を袋詰めして住宅等床下に敷き詰める基礎工事は、加重分散効果により高い支持力を期待でき、同じ大きさのガラスカレットを使うことにより、振動減衰効果も得られる。また、敷き詰めるだけなので、工期も短縮できる。
その他の工業材料
ろ過材や凝集剤、噴霧による船舶のサビ取りへの使用など。

ろ過材 |

金属加工機械の水溶性切削油のろ過 |

水溶性切削油のろ過後の状態※1 |
※1 これまで廃棄していた汚れた油を、きれいにろ過することによって、繰り返し使用することができる。

凝集材 |

車の塗装剥離、研磨作業時に発生する粉塵の処理水に混ぜて使用 |

粉塵が混合した処理水の凝集後の状態※2 |
※2 粉塵の混ざった処理水をそのまま廃水せず、凝集剤によって有機物を沈殿させ、水の部分のみ排水する。

ガラス砂を噴霧し、船のサビ落としを行っている例 |
焼成タイル
天然資源の粘土の使用を抑え、ガラスカレットを主原料とすることで、低温焼成が可能となり、省エネ、CO2の排出量削減に寄与する。

焼成タイル |