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プラスチックのくず(廃プラスチック)、古紙、ガラスびん等の輸出統計

プラスチックの手法別見込費用推移
ページ更新日 令和6年3月4日
 
トピックス【2024年1月分のコメント】
〇プラスチックくず
【前月比】
2023年12月比では、数量で56.3%、金額で67.0%といずれも大幅な減少となった。
12月に数量、金額とも増加から大きく反転している。新年1月に輸出数量・輸出先国・地域数が減少するのが毎年の傾向としてみられる。
【前年同月比】
前月比で記述のとおり昨年12月よりは大幅に減少しているものの、前年同月比では、数量で153.0%、金額も167.0%と大幅に増加。
国別では、マレーシアが数量で26.8%、金額で23.6%と引き続き全体の約2~3割を占めている。
次いで、ベトナムが数量で23.3%、金額で19.6%を、台湾が数量で17.4%、金額で20.7%を占めており、この3か国で全体の約7割を占める状況は昨年と変わっていない。

輸出単価は66.4円/kgで、1年前(61.5円/kg)と比較すると108%となり、先月までの減少傾向から微増に変化。国別では、アメリカが105.5円/kgと最高値、次いで南アフリカ共和国が100.8円/kgとなっている。
輸出対象国数は17ヵ国となり、前月から減少傾向。
 
〇PETフレーク
【前月比】
数量で84.1%、金額でも88.7%といずれも減少。プラスチックくず(上記)と異なり、1月に大幅減という現象は本年は見られなかった。
全体の5割弱を占める台湾が、数量で65.8%、金額で63.5%と大きく減少。
【前年同月比】
数量で352.6%、金額で395.8%と、いずれも3倍を超える増加となった。昨年1月は数量63.0%、金額76.2%と前々年同月比で減少しており、その影響も含まれると思われる。
国別の構成比では、台湾が数量で42.1%、金額で42.4%を占めている。次いで、アメリカが数量で19.7%、金額で26.0%を占めており、前月第2位だったベトナム(数量14.81%、金額10.59%)は3位となった。
 
〇PETその他
【前月比】
数量で55.6%、金額で57.0%と大きく減少。構成比上位のマレーシアおよびベトナム(数量の前月比62%、56.8%)の減少が影響している。
また、昨年年間累計で最多の韓国が数量で48.3% 金額で51.8%と大幅に減少している。

【前年同月比】
数量で98.5%、金額で98.9%と微減。本データから、PETその他もプラスチックくず同様、毎年1月は数量・金額とも少ない傾向が窺える。
マレーシアが数量で36.7%、金額で 30.5%、ベトナムが数量で29.8%、金額で29.7%と、構成比トップの2国で全体の約6割を占めており、韓国が約3割を占めていた昨年度とは、1月では大きく異なる様相を呈してきた。
 
〇古紙
【前月比】
数量で88.2%、金額で87.5%と、いずれも減少。ベトナムと台湾の減少が影響。
【前年同月比】
数量で107.4%、金額でも101.5%と僅かに増加。
輸出単価は、21.9円/kg。2023年1月(23.2円/kg)から緩やかに低下した流れから、前月の21.6円/kgから2%の微増となった。
国別構成比では、ベトナム(数量で28.9%、金額で28.2%)と台湾(数量28.8%、金額28.4%)が5割強を占めており、次いでインドネシア(数量11.9%、金額13.0%)となっている。
 
〇ガラスびん等
【前月比】
数量で70.4%、金額でも86.6%と減少。
【前年同月比】
数量で91.6%と減少に対し、金額で112.2%と増加。
国別では、中国が数量で66.6%、金額は39.3%を占め、次いで、韓国は数量で18.2%、金額は31.5%と、この2か国で7~8割を占めている。
昨年は中国と台湾で7割強を占め、それぞれがほぼ3割5分程度を占めていたが、台湾が激減し、中国一国で7割近くを占める状況に変化している。単価は前年同期(全世界平均284円)と比較して414円と4割強の増加。
以上
 

プラスチックのくず(廃プラスチック)輸出統計

プラスチックのくず

 

 

PETフレーク

 

PETその他

 
 

古紙の輸出統計

 

ガラスびん等の輸出統計

 

○ 上記のデータは、財務省のホームページに毎月公表される貿易統計情報を基に、容リ協で作成したプラスチックのくず、および古紙の輸出統計を掲載しております。

「プラスチックのくず」(※1)は HSコード3915、「古紙」(※2)は HSコード4707、「ガラスびん等」(※3)は HSコード7010 に該当するものを対象としています。
また、HSコードとは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づき定められた輸出入統計品目番号です。

    ※1 プラスチックくず(HS3915)の分類について 
    ※2 古紙(HS4707)の分類について
    ※3 ガラスびん等(HS7010)の分類について
    データ元:財務省貿易統計 普通貿易統計 http://www.customs.go.jp/toukei/info/tsdl.htm

 

 
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