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プラスチックのくず(廃プラスチック)、古紙、ガラスびん等の輸出統計

プラスチックの手法別見込費用推移
ページ更新日 令和5年3月3日
 
トピックス【2023年1月分 コメント】
〇プラスチックくず
【前月比】
2022年12月比では、数量で52.9%、金額で51.6%といずれも大幅な減少となった。
12月に数量、金額とも増加から大きく反転している。
これは、日本の輸出全体が、中国向け輸出額の減少(9,675億円▲17.1%)、日本の正月休みによる輸出減少などの影響を受けているのと同様の動きと考えられる。
 
【前年同月比】
数量では77.8%と2割強の減少、金額は84.9%と約15%の減少。
輸出単価は60.9円/kgで1年前(51.3円)と比べると118.7%となっている。11月67.9円→12月62.5円と少しずつ低下傾向にある。
 
国別では、マレーシアが数量で31.2%、金額で29.4%と引き続き全体の約3割を占めている。次いで、ベトナムが数量で25.0%、金額で22.7%、その次に台湾が数量14.1%、金額17.7%と、この3か国で全体の約7割を占める状況は昨年と変わっていない。
 
〇PETフレーク
【前月比】
数量で58.7%、金額では48.6%と、12月から大幅に減少した。
【前年同月比】
数量では63.0%、金額は76.2%と、数量で4割弱、金額で3割弱といずれも減少した。
 
国別では、台湾が数量で57.3%、金額で64.9%と過半数を占めている。次いで、ベトナム(数量9.6%、金額7.0%)、マレーシア(数量9.6%、金額4.0%)となっている。
 
〇PETその他
【前月比】
数量で61.5%、金額では71.1%と、いずれも12月の増加から反転し大幅に減少した。
【前年同月比】
数量では103.8%、金額で173.6%と12月に続き増加している。特に金額での増加割合が高い。
 
国別では、韓国が数量で47.5%、金額で49.0%と、全体の半分を占めるほど急激にシェアを拡大している。次いで、昨年3月から12月まで数量、金額ともに最多だったベトナムが数量で21.5%、金額で25.9%となっている。
 
〇古紙
【前月比】
数量で97.1%、金額で87.5%といずれも12月の増加から減少に転じた。
【前年同月比】
数量では107.6%と増加、金額では93.2%と減少している。
 
大きな動きとしては、昨年10月からほぼ横ばい傾向が続いている。
輸出単価は、23.2円/kgと、2022年に29円台で推移していたところから2021年末(12月23.8円の水準となっている。
国別では、ベトナムが数量で27.7%、金額で30.6%と最多で、次いで、台湾(数量21.4%、金額25.8%)、韓国(数量16.9%、金額12.1%)となっている。
 
〇ガラスびん等
【前月比】
数量では57.3%と大幅に減少する一方、金額では95.2%と微減となった。
【前年同月比】
数量では114.2%と増加、金額は100.5%横ばいとなった。
 
国別では、台湾が数量で44.5%、金額で12.5%、韓国が数量で19.7%、金額で44.3%、中国が数量19.5%、金額20.2%となっている。台湾が低額なものを大量に、韓国が比較的高額なものを輸入している様子が窺える。
 
 
以上
 
 

プラスチックのくず(廃プラスチック)輸出統計

プラスチックのくず

 

 

PETフレーク

 

PETその他

 
 

古紙の輸出統計

 

ガラスびん等の輸出統計

 

○ 上記のデータは、財務省のホームページに毎月公表される貿易統計情報を基に、容リ協で作成したプラスチックのくず、および古紙の輸出統計を掲載しております。

「プラスチックのくず」(※1)は HSコード3915、「古紙」(※2)は HSコード4707、「ガラスびん等」(※3)は HSコード7010 に該当するものを対象としています。
また、HSコードとは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づき定められた輸出入統計品目番号です。

    ※1 プラスチックくず(HS3915)の分類について 
    ※2 古紙(HS4707)の分類について
    ※3 ガラスびん等(HS7010)の分類について
    データ元:財務省貿易統計 普通貿易統計 http://www.customs.go.jp/toukei/info/tsdl.htm

 

 
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