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令和3年度 調査結果概要

エディタ

令和4年4月20日更新
 

1.プラスチック製容器包装ベール品質調査結果の概要

(1) 調査期間:令和3年5月~令和4年3月下旬(実施737件、未実施1件)
    令和3年度のベール品質調査結果は、未実施となった市町村(1件)について、
       令和2年度の品質が維持されたものとして充当した。
(2) 調査場所:再生処理事業者工場内
(3) 調査方法及び評価:「プラスチック製容器包装ベールの評価方法」による調査方法、評価
(4) 調査対象保管施設数及び構成市町村数、実施保管施設数及び構成市町村数


表1) 平成31年度~令和3年度調査対象保管施設数(構成市町村数)と調査実施保管施設数(構成市町村数)推移             

年度 調査対象
保管施設数
調査対象構成
市町村数
実施保管
施設数
実施保管施設
カバー率
実施構成
市町村数
実施構成市
町村カバー率
3 年度 740 1,114 738 99.8% 1,114 100.0%
2 年度 748 1,017 741 99.1% 1,017 100.0%
31 年度 746 1,013 738 98.9% 1,013 100.0%
※R2年度の実施保管施設数は実施454件+新型コロナウイルスへの対応で未実施(H31年度の調査結果の充当)となった287件の合計
※R3年度の実施保管施設数は実施737件+未実施(R2年度の調査結果を充当)となった1件の合計

(5) 市町村・一部事務組合担当者立会件数

第一回目品質調査への立会を任意で実施しているが、令和2年度及び令和3年度は新型コロナウイルスへの対応により立ち合い中止とした。

表2)市町村担当者の調査立会比率

  実施保管
施設数
立会実施した
保管施設数
立会比率(%)
3年度 738 0 0.0%
2年度 741 0 0.0%
31年度 738 449 61.0%

 

2. 評価概要

 (1) 「破袋度」評価

各市町村等の中間処理施設で収集袋を破袋し、異物を除去することは、その後のリサイクル工程の安全と効率化のために重要な項目である。
 平成18年度以降、定量評価を実施して改善が進んで来ていたが、22年度の調査において、収集袋に裂け目を入れただけで収集物が入ったままのものが散見されたため、23年度から評価基準を変更し、「裂け目のある収集袋で内容物が残っており、内容が確認できない」収集袋も未破袋と数えることとした。年々改善が図られ、高い水準を維持している。

評価方法)
 床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
 a.収集袋が破袋されずにベール化されている状態を見る。
 b.未破袋の数量を数える。数を評価対象重量で割り込んだ個数/kgを測定する。

(評価点数)
 Aランク=殆ど破袋されている(基準:0.2個未満/kg)
 Bランク=少し破袋されていない袋が見られる(基準:0.2個以上0.4個未満/kg)
 Dランク=破袋されていない袋がかなり目立つ(基準:0.4個以上/㎏)

 

表3) 破袋度

  5点 3点 0点 評価計
3年度 評価数 696 32 10 738
94.3% 4.3% 1.4% 100.0%
2年度 評価数 698 36 7 741
94.2% 4.9% 0.9% 100.0%
31年度 評価数 681 43 14 738
92.3% 5.8% 1.9% 100.0%

 
(2) 「容器包装比率」の評価と判定

容器包装比率は、プラスチック製容器包装の再商品化率を左右する非常に重要な項目。
協会では、平成18年以降、品質改善の最重点項目として改善に取り組んでいる。
年々改善が図られ、Aランクが95%と問題ない結果となっている。
R2年度はAランクの比率が減少したが、R3年度は上昇し、H31年度より高い結果となった。

 

(評価方法)
 床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
 a.分別基準適合物以外の異物を取り出し、その重量を測定する。
 b.サンプル総重量から異物測定値を差し引き、容器包装の重量を算出する。

<異物区分>

  • 汚れの付着したプラスチック製容器包装
  • 指定収集袋および市販のごみ袋
  • PET区分の容器
  • 他素材の容器包装
  • 容器包装以外のプラスチック製品
  • 事業系廃棄物
  • その他
  • 禁忌品

(判定基準)
 容器包装比率により以下のランクとなる
 Aランク:90%以上
 Bランク:85%以上、90%未満
 Dランク:85%未満

表4) 容器包装比率

  Aランク Bランク Dランク 評価計
3年度 評価数 723 12 3 738
98.0% 1.6% 0.4% 100.0%
2年度 評価数 714 18 9 741
96.4% 2.4% 1.2% 100.0%
31年度 評価数 717 18 3 738
97.2% 2.4% 0.4% 100.0%


(3) 「禁忌品」の評価と判定

引き取りベールからの医療系廃棄物と危険品のいずれかの混入の度合いを評価する。
令和3年度も、Dランクの割合が多少改善がみられるが、まだまだ混入が多い状況である。前年度とほぼ横ばいで推移しており、改善が進んでいない。特に、モバイルバッテリー、加熱式タバコ、電子機器のバッテリーなど、リチウムイオン電池を含む電子機器がプラスチック製容器包装のベールに混入し、再生処理事業者での発火トラブルが近年増加しているため、禁忌品の混入防止が大変重要な課題となっている。

 

(評価方法)
 床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプル中に「医療系廃棄物」および「危険品」に該当するものが混入しているか評価する。
 a.該当物が混入の場合は、品名と数量を記録する。

(判定基準)
 「医療系廃棄物」「危険品」の混入がなければAランク、いずれかあればDランク

表5) 禁忌品の評価

  Aランク Dランク
3年度 評価数 459 279 738
62.2% 37.8% 100.0%
2年度 評価数 448 293 741
60.5% 39.5% 100.0%
31年度 評価数 432 306 738
58.5% 41.5% 100.0%


(4) 「医療系廃棄物」と「危険品」の混入

• 医療系廃棄物は、近年の在宅医療の普及で、年々注射器本体、針付の注射器等生活医療製品の混入が多くなっている。住民への排出指導、地元医師会、薬剤師会との処分方法の調整等が望まれる。
• 特に、電池、ライター、カミソリ等の危険品の混入率は依然として高く、改善が進んでいない。

表6) 医療系廃棄物、危険品の混入

混入の有無 合計
医療廃棄物 評価数 681 57 738
率(3年度) 92.3% 7.7% 100.0%
率(2年度) 94.2% 5.8% 100.0%
率(31年度) 93.8% 6.2% 100.0%
危険品 評価数 486 252 738
率(3年度) 65.9% 34.1% 100.0%
率(2年度) 63.4% 36.6% 100.0%
率(31年度) 61.1% 38.9% 100.0%


(5) 破袋度と容器包装比率の相関

表7) 破袋度と容器包装比率の関係

破袋度評価点 容器包装比率ランク 合計
Aランク Bランク Dランク
0点 評価数 7 3 0 10
70.0% 30.0% 0.0% 100.0%
3点 評価数 27 4 1 32
84.4% 12.5% 3.1% 100.0%
5点 評価数 689 5 2 696
99.0% 0.7% 0.3% 100.0%
合計 評価数 723 12 3 738

 

(6) 破袋度と禁忌品の相関

表8) 破袋度点数と禁忌品の有無の割合
 

破袋度評価点 禁忌品の有無 合計
混入無 混入有
0点 評価数 5 5 10
50.0% 50.0% 100.0%
3点 評価数 19 13 32
59.4% 40.6% 100.0%
5点 評価数 435 261 696
62.5% 37.5% 100.0%
合計 評価数 459 279 738

以上

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