環境負荷調査 平成28年度

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平成29年1月31日

使用済みPETボトルのリサイクル効果の分析結果公表について
 

  当協会では平成24年度に使用済みPETボトルの市町村での回収・選別保管・再生処理事業者の輸送・再生処理・再商品化製品の出荷(輸送)に係る資源エネルギー(資源消費量の熱量換算値、以下同)、消費エネルギー、二酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物の排出量等を取りまとめ、その結果を平成25年12月にホームページで公開しました。ここでは市町村から当協会へ引き渡された約195千tの使用済みPETボトルを対象にアンケート調査を実施し、重量ベースで市町村から約66%、再生処理事業者から約50%の回答を得て、我が国の市町村ルートのPETボトルリサイクルに係る平均的な資源エネルギー、消費エネルギー、二酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物の排出量等のデータを求めることができました。
 今回の分析は、前回の調査で得られた市町村での回収から再商品化製品の出荷までに係る資源エネルギー、消費エネルギー、二酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物の排出量等のデータを活用するとともに、評価範囲を再商品化製品(フレーク、ペレット)の再利用まで拡大し、リサイクルを実施した場合と実施しない場合の比較からリサイクル効果を求めましたので、調査内容、評価手法及びリサイクル効果について公表いたします。なお、評価の範囲は国内に留めることとし、平成27年度に収集されて当協会へ引き渡された使用済みPETボトルのうち、輸出された再生ペレットの原料として使用された数量を除く、約182千tを評価対象としました。
 分析に当たっては外部調査機関に委託し、第三者による調査委員会を設けて分析結果を検討し、報告書を作成しました。委員およびオブザーバーを引き受けて頂いた皆様には、ご多忙にもかかわらずご協力を頂き、貴重なご意見をいただきましたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。また、再商品化製品利用事業者にも原単位などについてアンケート調査を行い、快くご協力を頂きましたことも申し添えさせて頂きます。併せてお礼申し上げます。

調査内容および評価手法

  評価対象を、各工程での資源エネルギー、消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量とした。

  1. 市町村での回収から再生処理を経て再商品化製品の出荷までは前回調査の結果をベースとし、選別保管・再商品化工程で発生する副産物及び廃棄物の処理に係る資源エネルギー、消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量を求めた。
  2. 再商品化製品(フレーク、ペレット)の利用工程に関しては短繊維、長繊維、シート、成形品等の製造に係る資源エネルギー、消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量を調査し評価した。なお、これら再利用製品による市場での代替効果の計算は、同等の製品を新規材料から製造するものとして評価した。
  3. リサイクルしない場合には収集された使用済みPETボトルを焼却あるいは埋立処理するものとして評価した。
  4. リサイクル効果はリサイクルする場合とリサイクルしない場合の資源エネルギー、消費エネルギーおよび二酸化炭素排出量の差を求め、これをリサイクルによる削減効果とした。


リサイクル効果
   対象とした182千tの使用済みPETボトルのリサイクル効果は、資源エネルギーで5,145,194GJ、消費エネルギーで1,997,379GJ、二酸化炭素排出量で445,775tの削減となる。

*説明資料、調査資料をPDFファイルで添付しましたので、内容をご確認ください。
○説明資料 リサイクル効果について【PDF】
○PETボトルのリサイクル効果の分析(平成28年度)【PDF】
 

 以 上

 

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