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平成30年度 調査結果概要

エディタ

平成31年4月12日更新

1.プラスチック製容器包装ベール品質調査結果の概要

(1) 調査期間:平成30年4月~11月
(2) 調査場所:再生処理事業者工場内
(3) 調査方法及び評価:「プラスチック製容器包装ベールの評価方法」による
(4) 調査対象保管施設数及び構成市町村数、実施保管施設数及び構成市町村数

表1) 平成28年度~平成30年度調査対象保管施設数(構成市町村数)と調査実施保管施設数(構成市町村数)推移

表1) 平成28年度~平成30年度調査対象保管施設数(構成市町村数)と調査実施保管施設数(構成市町村数)推移

年度 調査対象
保管施設数
調査対象構成
市町村数
実施保管施設数 実施保管施設
カバー率
実施構成
市町村数
実施構成
市町村カバー率
30年度 747 1,021 740 99% 1,021 100%
29年度 745 1,017 739 99% 1,012 100%
28年度 735 1,008 705 96% 964 96%

(5) 市町村・一部事務組合担当者立会件数

平成21年度より、第一回目品質調査への立会を任意で実施。

表2)市町村担当者の調査立会比率

  実施保管施設数 立会実施した保管施設数 立会比率(%)
30年度 740 426 58%
29年度 739 444 60%
28年度 705 425 60%

2. 評価概要

 (1) 「破袋度」評価

各市町村等の中間処理施設で収集袋を破袋し、異物を除去することは、その後のリサイクル工程の安全と効率化のために重要な項目である。
 平成18年度以降、定量評価を実施して改善が進んで来ていたが、22年度の調査において、収集袋に裂け目を入れただけで収集物が入ったままのものが散見されたため、23年度から評価基準を変更し、「裂け目のある収集袋で内容物が残っており、内容が確認できない」収集袋も未破袋と数えることとした。破袋度評価は平成28年度はAランク割合が90%に達していたが、平成29年は約10ポイント悪化し、Aランクは81%であった。平成30年度は改善が図られ、4ポイントアップの85%であった。

 

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
a.収集袋が破袋されずにベール化されている状態を見る。
b.未破袋の数量を数える。数を評価対象重量で割り込んだ個数/kgを測定する。

(評価点数)
 Aランク=殆ど破袋されている(基準:0.2個未満/kg)
 Bランク=少し破袋されていない袋が見られる(基準:0.2個以上0.4個未満/kg)
 Dランク=破袋されていない袋がかなり目立つ(基準:0.4個以上/㎏)

 

表3) 破袋度評価比較

    A B D 評価計
30年度 評価数 632 80 28 740
85% 11% 4% 100%
29年度 評価数 599 94 46 739
81% 13% 6% 100%
28年度 評価数 637 46 25 708
90% 6% 4% 100%

(2) 「容器包装比率」の評価と判定

容器包装比率は、プラスチック製容器包装の再商品化率を左右する非常に重要な項目。
協会では、平成18年以降、品質改善の最重点項目として改善に取り組んでいる。
年々改善が図られ、Aランクが95%と問題ない結果となっている。

 

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
a.分別基準適合物以外の異物を取り出し、その重量を測定する。
b.サンプル総重量から異物測定値を差し引き、容器包装の重量を算出する。

<異物区分>

  • 汚れの付着したプラスチック製容器包装
  • 指定収集袋および市販のごみ袋
  • PET区分の容器
  • 他素材の容器包装
  • 容器包装以外のプラスチック製品
  • 事業系廃棄物
  • その他
  • 禁忌品

(判定基準)
 容器包装比率により以下のランクとなる
Aランク:90%以上
Bランク:85%以上、90%未満
Dランク:85%未満

表4) 「容器包装比率」の判定ランク比較

    Aランク Bランク Dランク 評価計
30年度 評価数 710 20 10 740
96% 3% 1% 100%
29年度 評価数 705 28 6 739
95% 4% 1% 100%
28年度 評価数 681 20 7 708
96% 3% 1% 100%

(3) 「禁忌品」の評価と判定

引き取りベールからの医療系廃棄物と危険品のいずれかの混入の度合いを評価する。
平成30年度も、混入有のDランクの割合が前年度とほぼ横ばいで推移しており、改善が進んでいない。特に、モバイルバッテリー、加熱式タバコ、電子機器のバッテリーなど、リチウムイオン電池を含む電子機器がプラスチック製容器包装のベールに混入し、再生処理事業者での発火トラブルが近年増加しているため、禁忌品の混入防止が大変重要な課題となっている。

 

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプル中に「医療系廃棄物」および「危険品」に該当するものが混入しているか評価する。

a.該当物が混入の場合は、品名と数量を記録する。

(判定基準)
「医療系廃棄物」「危険品」の混入がなければAランク、いずれかあればDランク

表5) 「禁忌品」の判定ランク

    Aランク Dランク
30年度 評価数 433 307 740
59% 41% 100%
29年度 評価数 427 312 739
58% 42% 100%
28年度 評価数 409 299 708
58% 42% 100%

(4) 「医療系廃棄物」と「危険品」の混入

• 医療系廃棄物は、近年の在宅医療の普及で、年々注射器本体、針付の注射器等生活医療製品の混入が多くなっている。住民への排出指導、地元医師会、薬剤師会との処分方法の調整等が望まれる。
• 特に、電池、ライター、カミソリ等の危険品の混入率は依然として高く、改善が進んでいない。

表6) 「医療系廃棄物」「危険品」の混入比較

混入の有無   合計
医療廃棄物 評価数 692 48 740
率(30年度) 94% 6% 100%
率(29年度) 94% 6% 100%
率(28年度) 94% 6% 100%
危険品 評価数 453 287 740
率(30年度) 61% 39% 100
率(29年度) 61% 39% 100%
率(28年度) 61% 39% 100%

(5) 破袋度と容器包装比率の相関


表7) 「破袋度」評価と「容器包装比率」評価の関係

破袋度評価点 容器包装比率ランク 合計
Aランク Bランク Dランク
Dランク 評価数 25 1 2 28
89% 4% 7% 100%
Bランク 評価数 65 9 6 80
81% 11% 8% 100%
Aランク 評価数 620 10 2 632
98% 2% 0% 100%
合計 評価数 710 20 10 740

 

(6) 破袋度と禁忌品の相関


表8) 「破袋度」評価と「禁忌品」評価の関係

破袋度評価点 禁忌品の有無 合計
混入無 混入有
Dランク 評価数 8 20 28
29% 71% 100%
Bランク 評価数 30 50 80
38% 63% 100%
Aランク 評価数 395 237 632
63% 38% 100%
合計 評価数 433 307 740

 

以上

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