会報95号ecoワードパズルの答え

 「グリーンプラ」

プラスチックの特徴である加工のしやすさ、軽さ、強度を備えながら、微生物によって分解され最終的には水とCO2になって自然界へ循環される性質を持つ生分解性のプラスチックのこと。化石原料からつくられるものも存在しますが、主流はバイオマスプラスチックと呼ばれる植物など再生可能な有機資源を原料につくられます。「グリーンプラ」とは通産省が一般公募した愛称で、2021年までは識別表示も運用されるなど広く使われていましたが、現在では「生分解性プラスチック」と呼称されています。なお、「完全分解型」と「部分分解型」に大別されており、部分分解型は素材に汎用プラスチックが含まれてしまいますが、生分解性プラスチックと言えば今日では完全分解型を指すのが一般的です。さらに近年、陸上より微生物の密度が低い海洋でも生分解される「海洋性分解プラスチック」も注目されています。