会報92号ecoワードパズルの答え

 レッドリスト

 植物の約50%、両生類の約60%、爬虫類の約40%、鳥類・哺乳類の約30%がここに生息しているとされる“生物多様性ホットスポット”(ノーマン・マイヤーズほか『ホットスポット:地球上の生物多様性と危機に晒された陸生態域』)。この生物多様性ホットスポットに含まれている日本列島では、脊椎動物種の約25%、両生類の約75%が固有種とされています。その一方で、環境省がまとめる絶滅のおそれがある野生生物のリストの最新版、「レッドリスト2020」では絶滅危惧種が合計3,716種(Ⅰ類、Ⅱ類の総数)にも達しています。また、2017年には新たに「海洋生物レッドリスト」も追加され、56種が絶滅危惧種に指定されました。世界の「レッドリスト」は、国際自然保護連合(IUCN)がまとめており、2022年7月に発表された最新版では、41,459種が絶滅危惧種に選定されています。