会報91号ecoワードパズルの答え

 「フードロス」

  “フードロス”とは、本来食べることができるのに食品が捨てられてしまっている状況のこと。SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」には、「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減」と項目が立てられています。消費者庁食品ロス削減推進室「食品ロス削減関係参考資料(令和4年9月29日版)」によると、日本でのフードロスは年間522万トンあり、うち家庭系が247万トン(47%)とおよそ半数は家庭からの廃棄となっています(農林水産省・環境省推計、2020)。この課題に対する容器包装の対応として、消費期限を延ばすバリア機能の強化や、プラスチックの代替素材(バイオプラ・紙など)への置き換え、リサイクルしやすい単一構造素材への転換と分別回収の促進といった、プラスチックごみを減らす取り組みが急速に進められています。