会報90号ecoワードパズルの答え

 「バイオプラ」

 木や草を原料とする「バイオマスプラスチック」と、微生物によって分解可能な「生分解性プラスチック」の総称。バイオプラには、プラスチックが抱える大きな2つの社会課題の解決につながるものと期待が寄せられています。
 1つは地球温暖化問題。バイオマスプラスチックは、原料となる植物がCO₂を吸収して成長するカーボンニュートラルな素材です。また、いつかは枯渇する石油と異なり、再生可能資源であることもサステナビリティの観点では重要です。
 そして、もう1つの課題が本号で特集した海洋プラスチックごみ問題。安定性・耐久性が非常に高く利便性に富むプラスチックは、それゆえに理論上は数百年間以上、分解されないと言われています。自然界に存在する微生物の働きで、使用後に水と二酸化炭素に分解される生分解性プラスチックの研究、利活用が進められています。