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令和6年9月09日

調査レポート「プラスチック種類別の有効利用率の推定」を掲載しました

要旨

  材料リサイクル手法におけるプラスチックの種類別に有効利用率を推定した結果、ポリエチレン(PE)は6割以上、ポリプロピレン(PP)は約8割と比較的が高いが、ポリスチレン(PS)は約2割、ポリエチレンテレフタレート(PET)は3%と非常に低いことがわかりました。
  材料リサイクル手法においては、PSやPETの多くは残さとして熱回収されていることになるので、それらを材料として循環利用する割合を高める各種の検討が必要です。また、その他のプラスチックについても有効利用率を高めるために易リサイクル性をはじめとして環境配慮設計を一層進める必要があると考えます。
 

1.本レポートの目的

  当協会は容リ法やプラ新法に基づく事業を通じて、市町村から委託されたプラスチックを再商品化としてリサイクルしています。収集されるプラスチックには様々な種類がある一方、材料リサイクル手法によって再商品化製品の主な成分として利用されているプラスチックはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)に限られています。
  今回のレポートでは、材料リサイクル手法においてプラスチックの種類別に有効に利用されている割合を推定し、有効利用率の低いプラスチックの再商品化の促進の必要性を提起することを目的としました。
  今回は推定値の正確性よりも大まかに実態を把握することを主眼にしましたが、さらに妥当性を向上させる方法やプラスチック全体の有効利用率の向上に資するご提案などをお寄せいただければ幸いです。 

2.【資料】プラスチック種類別の有効利用率の推定について

p1. 今回のレポートの総括
p2. ベール、製品、残さを構成するプラスチックの割合(グラフ)
p3. 用いた推定方法の概要
p4. 推定方法の図による説明
p5. 引取ベール中のプラスチックの割合の推定方法
p6. 再商品化製品の販売量のデータ
p7~9. 再商品化製品に含まれるプラスチックの割合の推定方法
p10. 最終的に推定したプラスチック種類別の有効利用率の算出方法
p11. 有効利用率に影響を与える因子に関する考察
p12. 残さ全体に含まれるプラスチックの割合
p13. 説明に用いたプラスチックの略号

3.問い合わせ先

   本件のお問い合わせはこちらへお願いします。
 
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