日本容器包装リサイクル協会ニュース No.77
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特集ベール品質維持・改善の取り組み容リ協ではプラスチック製容器包装のベール品質調査を実施し、品質に課題のある市町村に対して改善への働きかけを行なうほか、ベール品質向上のためのDVD制作や出前講座などを実施してきました。ここ3年の品質調査の結果をお知らせするとともに、市町村の皆さまによる改善事例などを、プラスチック容器事業部の清水健太郎がご紹介します。プラスチック容器事業部清水健太郎 容リ協と契約した市町村は、家庭から排出された容器包装を選別後、ベール(圧縮して梱包したもの)にして保管施設に置き、それを容リ協と契約したリサイクル会社(再商品化事業者)が引取って再商品化します。容リ協ではプラスチック製容器包装のベール品質の現状把握と改善を目的に、平成14年より全国すべての市町村保管施設を対象に品質調査を実施。容リ協が定めた「引き取り品質ガイドライン」の目標値を基に作成した「プラスチック製容器包装ベールの評価方法」の評価基準に従って、異物の混入状況などを調べています。 現在、市町村・中間処理施設担当者の約60%に、品質調査に立ち会っていただいており、その機会を利用して、ベール品質についての問題意識を共有し、品質改善のための情報交換に努めています。品質調査❶サンプルベールを3つ選択❷約60kgのサンプルを広げて調査「ベール品質調査結果」は、各都道府県の保管施設別に、評価項目ごとの結果を一覧にして協会ホームページに掲載しています。プラスチック製容器包装容リ協ニュースNo.77 February 20184

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