日本容器包装リサイクル協会ニュース No.75
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容リ協ニュースNo.75 May 20174市町村からの引取り状況(ガラスびん)01,0002,0003,0000400,000200,00012年度9年度15年度24年度25年度26年度27年度28年度6496491,4301,4301,9031,9031,2161,2161,2291,2291,2431,2431,2601,2601,2701,270148,363148,363280,878280,878340,646340,646349,443349,443356,731356,731357,081357,081364,180364,180356,088356,088引取量(トン)市町村数 当協会の平成28年度における市町村からのガラスびん引取量は356,088トンで、27年度引取量364,180トンに比べて8,092トン減少しました。これは、ガラスびんの出荷量が暦年ベースで27年の115万トンから28年には112万トンへと減少した(出典:日本ガラスびん協会HP:日本ガラスびん協会加盟正会員6社ベース)ことも背景にあると考えられます。 ガラスびんの原料となる「びん原料カレット」の需要 平成27年度、当協会では市町村や再生処理事業者の協力のもと、ガラスびんリサイクルにおける環境負荷の分析を行ない、ガラスびんの製造過程でカレットを投入すると天然資源の削減、省エネルギー、CO2の削減といった効果があることを確認しました。28年度には協会ホームページや市町村向け説明会、再商品化事業者向け説明会などで、その分析結果を発表しています。 しかし、市町村が回収する段階で細かく割れてしまって色分けできず、残渣として埋め立て処理されているガラスびんの廃棄量はいまだに約20万トンにものぼると推定されています。当協会ではこの長年にわたる課題を解決すべく、残渣率の高い市町村や品質の悪い市町村を訪問し、コンテナによるガラスびん単独収集や平ボディによる運搬、手選別の採用など、残渣を少なくするために必要と思われる方法への改善を引き続き要請していきたいと考えています。 また、当協会では昨年は人口10万人以上の市町村を対象にホームページを確認したところ、51%の市町村が化粧品のびんを分別収集していないことが判明いたしました。これは、飲料用のガラスびんのみを収集の対象としている市町村が多いなどが背景にあると思われますが、化粧品のガラスびんも再商品化には問題がありませんので、新たに収集していただければ、その分、再商品化量が増えることは、引き続き堅調であり、特に無色と茶色は恒常的に不足気味の状況が続いています。ちなみに、容リ協ルートにおいては、28年度の実績で24万トン、全体の70.8%がびんに戻っています。一方、びん原料以外の用途では、路床・路盤、ガラス短繊維(住宅等の断熱材に使用)、軽量発泡骨材など安定した需要があり、28年度も10万トンの実績を上げています。になります。化粧品のガラスびんにおける収集は、市町村、ガラスびん3R促進協議会、日本ガラスびん協会、日本びんカレットリサイクル協会をはじめとする再生処理事業者などの関係機関・関係者がすでに連携して取り組んでおりますが、引き続き力を入れて対応したいと考えています。 再生処理事業者との関係では、市町村から引き取ったガラスびんの適正な再商品化の実施のため現地検査を実施するとともに、再商品化製品の利用の実態把握に努めます。現地検査においては、安全・衛生面のアドバイスも実施し、労災や過積載などの事故予防に力を入れたいと思います。4つの素材ごとに、リサイクル事業を取り巻く現状や課題、29年度の活動計画をご説明します。平成29年度の容リ協事業特集約20万トンともいわれる残渣を減少させるべく、今後も市町村訪問などの活動を粘り強く継続していきます。ガラスびん事業部ガラスびんの再商品化製品は堅調な需要を維持取り巻く状況関係機関との連携により残渣削減に取り組む29年度の重点課題

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