日本容器包装リサイクル協会ニュース No.75
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容リ協ニュースNo.75 May 201714原料とです。自然界に投棄後一般のプラスチックとの違いは、容リ協コールセンターの大竹恵美です。コールセンターでは、容リ法の内容やしくみに関するお問合せを年間約5,000件いただいています。皆さまからよく寄せられる質問を、ご紹介しましょう。お問合せありがとうございます第2回「バイオマスプラスチック」とか「生分解性プラスチック」という言葉をよく耳にしますが、一般のプラスチックと何が違うのですか?「バイオマスプラスチック」は植物を原料としているので、石油由来のプラスチックと比べてCO2排出量が小さくなります。また「生分解性プラスチック」は廃棄された場合でも、最終的には土中の微生物によって炭酸ガスと水に分解されます。最近は、有効な資源として食品のパッケージやラベル、日用品の容器、レジ袋などにも使われています。容リ法上の「プラスチック」の定義は、「高分子化合物で、加工時にその流動性を利用して賦形(素材を削らずに変形するなど有用な形に仕上げる)させて製品化する材料」です。バイオマス由来であるとか、生分解性を有するかとは関係がありません。そのため、「バイオマスプラスチック」と「生分解性プラスチック」のいずれも、プラスチックの定義にあてはまれば「プラスチック製容器包装」に該当します。石油いつまでも分解されず海洋生物などへ悪影響サトウキビや家畜飼料用トウモロコシなど生分解性完全分解土中・海洋中などの微生物によって分解され、最終的に炭酸ガスと水になる原料が違う!自然界に投棄された後の様子が違う!一般のプラスチック生分解性プラスチック一般のプラスチックバイオマスプラスチック植物などのバイオマス資源バイオマスプラスチック近頃、「バイオマスプラスチック」や「生分解性プラスチック」を使った容器や包装を見かけるようになりましたが、どうしてでしょう?自然に還る生分解性プラスチック自然から生まれたバイオマスプラスチック微生物による分解炭酸ガス水「バイオマスプラスチック」や「生分解性プラスチック」は、再商品化義務対象の「プラスチック製容器包装」になりますか?Q1Q2Q3A1A2A3発酵・重合バイオマスプラスチックの使用事例(味の素(株)提供)

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