日本容器包装リサイクル協会ニュース No.74
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リサイクル率廃プラスチックを製鉄会社のコークス炉に石炭とともに投入し、1,200℃の高温で加熱することにより「コークス」(鉄鉱石から酸素を除去し鉄をつくるために必要な還元剤としての機能)をつくります。過程で発生するガスは冷却・精製して、主にプラスチック原料となる「炭化水素油」と、高効率発電に用いられる「コークス炉ガス」が生成されます。容リ協の引取実績量平成27年度平成27年度約66万トン約66万トン再商品化製品販売量約44万トン約44万トン約50%約50%約84%約84%17万トン17万トンケミカルリサイクルケミカルリサイクル材料リサイクルケミカルリサイクル材料リサイクル材料リサイクル二酸化炭素発生量ボクが出したプラごみは、リサイクルされているの?それで、「ケミカルリサイクル」におけるリサイクルの方法は、次の4つに分けられます。廃プラスチックは温度と圧力の異なる2つのガス化炉のなかで、それぞれ熱分解され、水素と二酸化炭素の「合成ガス」となります。水素は空気中の窒素と反応してアンモニア、二酸化炭素はドライアイスや液化炭酸ガスとして活用されます。4つのリサイクル方法コークス炉化学原料化ガス化高炉で用いる還元剤を得るためのやり方です。高炉還元剤化油化熱や圧力で分子に分解し、化学原料等にする方法です(現在、この手法でのリサイクルは行なわれていません)。27万トンの内訳27万トンの内訳27万トン27万トン容リ協ニュースNo.74 February 20179

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