日本容器包装リサイクル協会ニュース No.74
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どうして、容器や包装にプラスチックが使われるの?「PE」や「PP」は、何なの?プラスチックの原料は石油ですが、ひと口に「プラスチック」といっても、さまざまな種類があるんですよ。「PE」「PP」は、プラスチックの素材のひとつ。どんなプラスチックの素材を使っているのか見分けられるように、書かれています。容器や包装には、内容物の保護という大切な役割があります。プラスチックは素材により強度や耐熱性、保温性など、さまざまな特性があるので、いくつかの素材を組み合せることで、内容物の容器包装に対する多様な要求に応えることが可能です。たとえば、容器ごと電子レンジで温めるレトルト食品は、調理するための温度(100℃くらい)に耐えられること、空気や酸素を通さないこと、密封性にも優れたことが必要とされるので、そういった特性にあったプラスチックが選ばれます。また、油の酸化、湿気、紫外線によって風味が落ちてしまうスナック菓子は、いくつかの素材のプラスチックを重ねることでそれぞれの特性が組み合わさり、おいしさを保つ構造になっています。ボトル : PEキャップ : PP●プラスチックの素材PE知っとく情報!PETどうして、容器や包装にところで、ねえ、ポリエチレンレジ袋PPポリプロピレンパンの袋PSポリスチレンカップ麺PAポリアミドレトルトパウチ「PET(ポリエチレンテレフタレート)」も、じつはプラスチックの素材のひとつ。透明でガスバリア性にも強いので、飲料用容器などに使われています。容リ協ニュースNo.74 February 20177

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