日本容器包装リサイクル協会ニュース No.71
6/16

百瀬 則子さんユニー店舗内に設置されたリサイクルステーション「エコロお店探検隊」お買い物袋持参運動開始1989年2001年2007年マイバッグキャンペーンレジ袋の無料配布中止ユニーのレジ袋削減のための取り組み現時点ではお客さまの購入動機はまだまだ商品の性能が優先されるので、ユニーの百瀬さんがおっしゃる方法の方が有効だと思います。一つひとつの商品について、環境に対する負荷が少なくなったといった情報発信の方向にもっていければ、その商品の付加価値を上げることにもつながるし、事業者側も、より協力したいと考えるようになると思います。減装ショッピングの強みは、学生さんたちがやっているということ。ライオンさんが自社の製品について「容器包装の環境負荷が少なくなりました」というよりも、減装ショッピングの学生さんたちからの情報発信の方が、消費者にとっては何倍も説得力がありますからね。確かに、第三者である学生がやっているというのは、私たちがプロジェクトを遂行する上で大きな強みになっていると思います。今後もそうしたアドバンテージを活かしつつ、優れた取り組みをされている事業者を応援するというスタンスで活動を続けていきたいと思います。先ほど、ライオンの藤津さんは「消費者における価値観を変えるのは難しく、長い時間がかかる」とおっしゃいました。しかし、変わり始めると一気に進むということはあると思います。例えば、自動車。一昔前は、デザインやパワーで選ばれていたのが、今や燃費で選ばれる時代になりました。さらに、スーパーでの買い物にマイバッグを持って行く人もすごく増えています。ライオンさんの扱うような一般消費財でも、こうしたことは起こりえるのではないでしょうか。鬼沢百瀬小島藤津環境学習を通じて子供たちを未来の グリーンコンシューマーへ(百瀬)容リ協ニュースNo.71 February 20166

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です