日本容器包装リサイクル協会ニュース No.70
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  それぞれの家庭から排出された資源ごみは、そのほとんどが市町村の指定保管施設に集められます。そこで分別されたものを自社工場内へと運び込むところから、再商品化業務が始まります。自車や契約する運搬会社のトラックにて回収。毎日のよう  工場内に運び込まれた資源ごみは、まず人の手や機械により選別され、さらに加工処理されて、再商品化製品として生まれ変わるのです。中でも、異物除去は再商品化事業者の腕の見せどころ。各社がそれぞれに異物除去のための知恵と工夫を施すとともに、設備も充実させることで、純度の高い高  製造した再商品化製品を利用事業者へと販売して再商品化業務は完結します。つまり、再商品化事業者にとってのお客さまである利用事業者の確保は、容器包装リサイクルを手がけるすべての事業者において重要なミッションのひとつです。使用分別基準適合物再商品化事業者容器包装ごみ市民市町村(保管施設)再商品化製品の販売再商品化製品利用事業者に運ばれてくる運搬車両のスケジュールも、生産計画に合わせて管理しています。ちなみに、当社では月に1万トン(10トントラックで1,000台分)の使用済みガラスびんを回収しています。品質の再商品化製品をつくりだしています。また、取り除いた異物も丁寧に分別することでリサイクルに回します。当社の場合も、アルミ、鉄、プラスチックなど、ガラスびんの再商品化の過程で除去した異物を分別し、資源として各リサイクル業者へと販売しています。済みガラスびんからつくられる再商品化製品であるカレットの場合は、ガラスびんの製造メーカーはもちろん、断熱材や路盤材を製造している業者などが利用事業者に当たります。引き取り業務選 別再商品化製品の販売再商品化製品引取り選別(異物除去)私たちの仕事は、分別された資源ごみを運搬・回収することから始まります各社それぞれの知恵と工夫で異物を除去し、再商品化製品を製造します製造された再商品化製品は、それを使う利用事業者へと販売されます再商品化を実施する!再商品化事業者にとって最も重要な役割が再商品化の実施です。市町村が収集・選別した分別基準適合物をさらに選別・加工。リサイクル資源として利用事業者へと販売します。容リ協ニュースNo.70 November 201511

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