日本容器包装リサイクル協会ニュース No.67
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.67 November 201410試飲会認定審議会 平成26年10月1日、灘五郷の酒造メーカー9社では、統一ブランドの日本酒「灘の生一本」を発売しました。23年からスタートしたこの試みは、今年で4年目。2年後に結成100周年を迎える「灘酒研究会」が、酒どころ“灘“を盛り上げる灘酒プロジェクトの一環として始めたものです。 「灘酒研究会は各蔵元に在籍する技術者の集まりです。そのため、灘酒プロジェクトでは、技術者ならではの企画内容、アプローチにこだわりました」と話すのは、灘酒プロジェクトに参加する酒造メーカー、沢の鶴の西向賞雄さん。「灘の生一本」は、業界に先駆けて二つの技術者らしい取り組みに挑戦しています。その一つが、酒質の審査基準を制定したことです。灘酒研究会のメンバーや外部の専門家で構成された「酒質審査委員会」を発足させて、それまで各社の自主判断で行なってきた味と香りの表現を統一。「灘の生一本」のラベルに表示することで、9銘柄それぞれに個性のある味わい、香りの違いが消費者に分かりやすく、一目で伝わるようにしています。 そしてもう一つの取り組みが、24年度より採用された環境にやさしい独自のガラスびん容器の開発です。神戸から西宮にかけて続く海岸沿いの地域は「灘五郷」と呼ばれ、江戸時代から続く日本一の酒どころです。その酒造メーカー各社により平成23年から販売開始された「灘の生一本」。統一デザインのびん開発を通じてエコロジーボトルが採用され、軽量化も実現しました。「灘の生一本」にエコロジーボトルを採用した経緯などについてお聞きしました。3Rの広場西宮市酒どころ「灘」のイメージアップにエコロジーボトルが貢献灘酒研究会技術者ならではのアプローチで灘ブランドのイメージアップをめざす西宮市神戸市灘五郷御影郷西郷魚崎郷西宮郷今津郷兵庫県神戸市

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