年次レポート2015
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 平成24年度後半、バージンPET樹脂の大幅な価格下落に伴い、再生PET樹脂の販売が低迷する状況となり、再生処理事業者から容リ協へ再商品化業務の辞退の申し入れがありました。容リ協は、市町村からの引取継続を最優先に考え、緊急避難的措置として再生処理事業者の再選定を行ないました。また、25年度入札においても相場変動が激しいPETボトルは、暫定的に年2回入札として対応することにしました。 それらの事態を受けて、容リ協は25年2月に学識経験者や経済専門家などの有識者と関係団体をメンバーとする「PETボトル入札制度検討会」を立ち上げ、議論が重ねられました。検討会による「年2回入札方式が最も適している」との答申を受け、理事会において26年度以降の「年2回入札」を決定。26年度より、正式にPETボトル年2回入札がスタートしました。半年単位での相場変動を視野に入れた入札の仕組みが導入され、順調に推移しています。PETボトル事業部長橋本 賢二郎 平成25年9月に始まった合同会合(経済産業省・環境省)は、26年度に入って第10回~第14回の計5回開催されました。容リ協はオブザーバーとして出席するほか、再商品化実績データなどの資料提供を行なっています。容器包装リサイクル法に関する合同会合(産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会 容器包装リサイクルワーキンググループ、中央環境審議会循環型社会部会容器包装の3R推進に関する小委員会) 第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回第8回第9回第10回第12回第13回第14回経済産業省・環境省から法の施行状況総括、報告(3R推進団体連絡会)ヒヤリング(容リ協、NPO団体)ヒヤリング(市町村関連)ヒヤリング(リサイクル関連団体)ヒヤリング(リサイクル関連団体、特定事業者業界団体)ヒヤリング(特定事業者業界団体、再商品化事業者団体)ヒヤリング内容の項目別集約整理に関する意見交換検討対象項目と優先順位に関する意見交換主な論点と検討にあたっての視点に関する意見交換リデュースの推進、リユースの推進プラスチック製容器包装の再商品化のあり方、再生材の需要拡大PETボトルの循環利用のあり方、指定法人のあり方パブリックコメント集約報告、リデュースの推進、リユースの推進9月19日10月15日10月29日11月19日12月5日12月19日2月18日3月3日3月25日25年26年26年4月30日6月25日7月23日9月24日年2回入札に伴い、相場変動を見据えた入札に繋がっていると思います<パブリックコメント募集 7月31日~8月31日>平成26年度平成25年度5月28日第11回市町村と特定事業者の役割分担・費用分担、合理化拠出金のあり方、店頭回収など活用による収集ルートの多様化、分別排出団体)団体)年2回入札容器包装リサイクル法に関する合同会合への資料提供平成26年度・トピックスPETボトル年2回入札の実施平成26年度・トピックス年次レポート 20155

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