ガラスびん分別収集の手引き びんto資源
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1216014513813313012212211611411411213.213.814.014.014.815.615.718.018.719.319.419.7153■保管施設の床面▪保管施設の床面はコンクリート構造が一般的ですが、ショベルローダなどで掻き上げると床面のコンクリートを削り取ることがあり、コンクリートの破片が異物として混入することが考えられます。この対策としては、コンクリート床面に鉄のアングルをレールのように、ショベルのバケット幅以下の間隔に埋込み、床面より1cm高く施工することで、剥離が防止できます。■保管スペース▪ガラスびんは、多くの場合、無色、茶色、その他の色が各々異なるトラックで回収されており、非効率な輸送を避けるために、市町村では、出来る限り、色毎に10トン車1台程度単位での搬出が、出来るようにすることが望ましいといえます。▪ガラスびんはバラ積みの場合、積み上げられたものは山のようになり、立方体には積めませんので、ガラスびん一色当たりの広さは、幅3m×奥行4m×高さ2m程度を目安とすることが適当です。▪保管スペースの他に、積込み時の荷扱いスペース(引き取りに来たトラックの待機スペースや積込み機械の作業スペース等)の確保や、保管中に色が混合しないように仕切り壁などの工夫を考慮することが必要です。▪都市部のようなスペースがなく縦型の処理施設の場合、引取り車両に直接ガラスびんを積込みできるスタイルもみられます。また、引取り車両に積込み可能な大きな容器に保管するスタイルもあります。5. 保管施設に関する事項一般廃棄物最終処分場の残余容量と残余年数の推移出展:環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成24年度)」より  資源物の収集選別後の総残渣量をみると、唯一割れるという性質をもつガラスびんが、重量的に圧倒的なウエートを占めています。これは、ガラスびんの性質を考慮せずに収集・選別され、ガラスびんが細かく割れて、色選別が出来ずに残渣となることが大きく影響しています。また、選別工場に最終処分場が隣接している場合など、処分場の余力があると、つい埋立てに対する危機意識が低下し、残渣を減少させる取組みへの関心が薄くなっている場合があります。種々の政策により、最終処分場の延命年数が伸びてきていますが、埋立て量が皆無になっているわけではなく、いずれは満杯になって新たな処分場を建設しなければなりません。しかし、新規処分場の設置には、膨大な費用がかかり、かつ環境問題等の解決のハードルが高いため、各地で その計画が思うように進展していないのが現状です。こうした観点からも、ガラスびんの残渣量減少に向けた取組みは重要です。減らそう!最終処分場へのガラスびん残渣

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