環境負荷削減効果 プラスチック製容器包装 

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平成29年2月14日更新

環境負荷削減効果

リサイクル・環境負荷・LCAってなんだろう?【PDF 422KB】プラスチック製容器包装廃棄物をリサイクルする場合(=リサイクルシステム*1)とリサイクルしない場合(=オリジナルシステム*2)、各々の環境負荷を算出し、その差をリサイクルの効果(環境負荷削減効果)としています。なお、ここでは、「分別基準適合物をベール化」した状態を両方の計算のスタートとしています。

 *1リサイクルシステム:プラスチック製容器包装廃棄物のベールから、再生材(再商品化製品)を作り、これを原料としたリサイクル製品(再商品化製品利用製品)を製造する一連の工程(再商品化手法毎)。
*2オリジナルシステム:上記、リサイクル製品(再商品化製品利用製品)が代替していると考えられる元の製品(通常、バージン材から作られる)を「オリジナル製品」とし、これを製造する一連の工程。そして、リサイクルする/しないに係わらず必ず発生する廃棄物のベールを単純焼却する工程を加えています(リサイクルシステムとオリジナルシステムの「機能統一」と言います)。

1.リサイクルによる削減効果

平成27年度はプラ製容器包装の再商品化により、エネルギー資源(※1)消費換算で少なくとも204億MJ(メガジュール(※2))、CO2排出量換算で175万トンの削減効果となりました。
 

(※1)エネルギー資源とは、石油・石炭・天然ガスなどエネルギーを得るための資源の総称。
ここでは、種々のリサイクル手法で節約される資源の種類によらず熱量(エネルギーの量)に換算して表す。
(※2)MJ(メガジュール):106 ジュール、1MJは約0.2778kWhに等しい(上記、204億MJ=約567万 MWh)。

 なお、材料リサイクルでは、残渣の処理としてエネルギー回収が進んでおり、この効果分を(グラフでは色分けした上で)加算しています。

(1)リサイクルによるエネルギー資源の削減効果
 平成23~27年度までのプラスチック製容器包装リサイクルによるエネルギー資源消費削減効果の経年変化を以下のグラフに示す。
  平成23~25年度において、材料リサイクルの残渣の有効利用分のエネルギー資源削減効果増加が主な要因となり、全体のエネルギー資源削減効果が増加している。
  平成25~27年度においては、全体としてのエネルギー資源削減効果はほぼ横ばいとなっている。その主な要因は、材料リサイクルの再商品化製品の品質が向上した一方、再商品化製品の収率が若干減少したこと等により、材料リサイクルのエネルギー資源削減効果が減少したためである。


単位:MJ
項  目 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
材料リサイクル 4.66E+09 4.47E+09 5.76E+09 5.62E+09 5.46E+09
材料リサイクル
残渣の有効利用分
1.05E+09 2.60E+09 3.11E+09 2.72E+09 2.88E+09
高炉還元(コークス代替) 9.07E+08 9.45E+08 1.10E+09 9.77E+08 1.13E+09
コークス炉化学原料化 7.76E+09 8.02E+09 7.56E+09 8.51E+09 8.18E+09
ガス化(アンモニア製造) 1.92E+09 2.06E+09 2.34E+09 2.19E+09 2.28E+09
ガス化(燃焼) 4.74E+08 5.63E+08 4.49E+08 3.13E+08 4.29E+08
油化 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
合  計 1.68E+10 1.87E+10 2.03E+10 2.03E+10 2.04E+10

※ここで用いている表記の説明:
(例)1.5E+03であれば、1.5×(10の三乗)で1,500のことを示す。
(例)1.5E-03であれば、1.5×(「10分の1」の三乗)で0.0015のことを示す。 

(2) リサイクルによるCO2排出量の削減効果
  平成23~27年度までのプラスチック製容器包装リサイクルによるCO2削減効果の経年変化を以下のグラフに示す。
  「(1)エネルギー資源消費の削減効果」と同様の理由により、平成23~25年度において、CO2削減効果は増加傾向となっているが、平成25~27年度はほぼ横ばいとなっている。
 

単位:kg-CO2
比較対象項目 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
材料リサイクル 4.74E+08 4.55E+08 5.60E+08 5.45E+08 5.32E+08
材料リサイクル
残渣の有効利用分
8.51E+07 2.10E+08 2.51E+08 2.20E+08 2.33E+08
高炉還元(コークス代替) 1.03E+08 1.07E+08 1.24E+08 1.11E+08 1.28E+08
コークス炉化学原料化 6.37E+08 6.59E+08 6.20E+08 6.98E+08 6.71E+08
ガス化(アンモニア製造) 1.27E+08 1.36E+08 1.55E+08 1.45E+08 1.51E+08
ガス化(燃焼) 3.65E+07 4.33E+07 3.45E+07 2.41E+07 3.30E+07
油化 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00 0.00E+00
合  計 1.46E+09 1.61E+09 1.75E+09 1.74E+09 1.75E+09

2.ベール投入割合と削減効果の割合

(1)手法ごとのエネルギー資源削減効果の割合

  平成23年度 平成24年度
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(MJ) 割合 ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(MJ) 割合
材料リサイクル 347992 54% 4.66E+09 28% 333031 51% 4.47E+09 24%
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 1.05E+09 6% 0 0% 2.6E+09 14%
高炉還元
(コークス代替)
31325 5% 9.07E+08 5% 32644 5% 9.45E+08 5%
コークス炉
化学原料化
197467 30% 7.76E+09 46% 204109 31% 8.02E+09 43%
ガス化
(アンモニア製造)
48118.84 7% 1.92E+09 11% 51545.48 8% 2.06E+09 11%
ガス化(燃焼) 24768.16 4% 4.74E+08 3% 29407.52 5% 5.63E+08 3%
油化 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%
合計 649671 100% 1.68E+10 100% 650737 100% 1.87E+10 100%
  平成25年度 平成26年度
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(MJ) 割合 ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(MJ) 割合
材料リサイクル 346399 53% 5.76E+09 28% 332105 51% 5.62E+09 28%
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 3.11E+09 15% 0 0% 2.72E+09 13%
高炉還元
(コークス代替)
37917 6% 1.1E+09 5% 33747 5% 9.77E+08 5%
コークス炉
化学原料化
192311 29% 7.56E+09 37% 216430 33% 8.51E+09 42%
ガス化
(アンモニア製造)
58581.65 9% 2.34E+09 12% 54870.95 8% 2.19E+09 11%
ガス化(燃焼) 23427.35 4% 4.49E+08 2% 16357.05 3% 3.13E+08 2%
油化 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%
合計 658636 100% 2.03E+10 100% 653510 100% 2.03E+10 100%
  平成27年度  
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(MJ) 割合        
材料リサイクル 335839.6 51% 5.46E+09 27%        
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 2.88E+09 14%        
高炉還元
(コークス代替)
38978.4 6% 1.13E+09 6%        
コークス炉
化学原料化
208111.4 31% 8.18E+09 40%        
ガス化
(アンモニア製造)
57220.32 9% 2.28E+09 11%        
ガス化(燃焼) 22425.21 3% 4.29E+08 2%        
油化 0 0% 0 0%        
合計 662574.9 100% 2.04E+10 100%        


(2)手法ごとのCO2排出量削減効果の割合

  平成23年度 平成24年度
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合 ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合
材料リサイクル 347992 54% 4.74E+08 32% 333031 51% 4.55E+08 28%
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 85065156 6% 0 0% 2.1E+08 13%
高炉還元
(コークス代替)
31325 5% 1.03E+08 7% 32644 5% 1.07E+08 7%
コークス炉
化学原料化
197467 30% 6.37E+08 44% 204109 31% 6.59E+08 41%
ガス化
(アンモニア製造)
48118.84 7% 1.27E+08 9% 51545.48 8% 1.36E+08 8%
ガス化(燃焼) 24768.16 4% 36485276 2% 29407.52 5% 43319394 3%
油化 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%
合計 649671 100% 1.46E+09 100% 650737 100% 1.61E+09 100%
  平成25年度 平成26年度
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合 ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合
材料リサイクル 346399 53% 5.6E+08 32% 332105 51% 5.45E+08 31%
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 2.51E+08 14% 0 0% 2.2E+08 13%
高炉還元
(コークス代替)
37917 6% 1.24E+08 7% 33747 5% 1.11E+08 6%
コークス炉
化学原料化
192311 29% 6.2E+08 36% 216430 33% 6.98E+08 40%
ガス化
(アンモニア製造)
58581.65 9% 1.55E+08 9% 54870.95 8% 1.45E+08 8%
ガス化(燃焼) 23427.35 4% 34510167 2% 16357.05 3% 24095115 1%
油化 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%
合計 658636 100% 1.75E+09 100% 653510 100% 1.74E+09 100%
  平成27年度  
ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合 ベール投入量
(トン)
割合 環境負荷削減効果(kg-CO2 割合
材料リサイクル 335839.6 51% 5.32E+08 30%        
材料リサイクル
残渣有効利用分
0 0% 2.33E+08 13%        
高炉還元
(コークス代替)
38978.4 6% 1.28E+08 7%        
コークス炉
化学原料化
208111.4 31% 6.71E+08 38%        
ガス化
(アンモニア製造)
57220.32 9% 1.51E+08 9%        
ガス化(燃焼) 22425.21 3% 33033940 2%        
油化 0 0% 0 0%        
合計 662574.9 100% 1.75E+09 100%        


【参考資料】

pdfファイルプラスチック製容器包装再商品化手法に関する環境負荷等の検討2(平成24年10月4日)【PDF:330KB】

プラスチック再商品化手法に関する環境負荷等報告書(平成19年6月)
pdfファイル概要版   pdfファイル完全版   pdfファイル(資料) 検査対象、環境負荷評価の方法 他

pdfファイル平成28年度プラスチック製容器包装リサイクル環境負荷削減効果のインベントリーデータの更新【PDF:1268KB】

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