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プラスチック製容器包装のリサイクルのゆくえ

プラスチック製容器包装リサイクルの流れ

協会に再商品化を委託している特定事業者が、容リ法における再商品化(リサイクル)義務に基づいて費用を負担するのは、(1)市町村が分別収集し、(2)協会に引渡された分についてです。
再生処理事業者によって「材料リサイクル」あるいは「ケミカルリサイクル」が行われ、再商品化製品(原材料)となって、さまざまな製品にリサイクルされます。
再商品化製品は、利用事業者に販売され、利用製品となって活用されます。

フロー図:プラスチック製容器包装のリサイクルのゆくえ

容器包装プラスチックの再商品化手法

各手法および用途については、クリック先のページで紹介されています。(別ウインドウで開きます。)

再商品化手法 定義 用途
材料リサイクル 異物を除去、洗浄、破砕その他の処理をし、ペレット等のプラスチック原料を得る パレット、コンパネ、擬木、成形品等
ケミカル
リサイクル
油化 異物の除去、破砕、脱塩素、熱分解、精製その他の処理をし、炭化水素油を得る 化学工業での原材料
燃料
高炉還元剤 異物の除去、破砕、塩ビ除去、検査、分級その他の処理をし、高炉で用いる還元剤を得る 高炉還元剤
コークス炉化学原料化 異物の除去、破砕、塩ビ除去、検査、分級その他の処理をし、コークス炉で用いる原料炭の代替物を得る コークス(還元剤)
炭化水素油(化学原料)
ガス(発電)
ガス化 異物の除去、破砕、熱分解、改質、精製その他の処理をし、水素および一酸化炭素を主成分とするガスを得る アンモニア・メタノール等の化学原料
燃料
固形燃料等 塩ビ除去後、固形燃料またはフラフ燃料を得る 燃料

※ 別ウインドウが開きます。

再商品化製品の用途例

フロー図:再商品化製品の用途例

皆さんが分別排出した使用済みのプラスチック製容器包装について、お住まいの市町村が分別収集した後、

● 何という再商品化(リサイクル)事業者が、
● 使用済みのプラスチック製容器包装を何トン落札して引き取り、
● どのようなリサイクルの手法によって、
● どのような再商品化製品(原材料)にリサイクルしているのか、

また、その再商品化製品(原材料)は

● 何という再商品化(リサイクル)製品利用事業者が、
● 購入した再商品化製品(原材料)で何をつくっているのか(再商品化製品の用途は何か)、

19~20年度については、その実績を、21年度については、その予定を確認することができます。

平成21年度 (指定保管施設ごと)※再商品化製品利用事業者(予定)も併せて掲載 pdfファイル600KB
平成20年度 (指定保管施設ごと)※再商品化製品利用事業者(実績)も併せて掲載 pdfファイル592KB
平成19年度 (指定保管施設ごと)※再商品化製品利用事業者(実績)も併せて掲載 pdfファイル451KB

注)
PE:ポリエチレンを主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
PP:ポリプロピレンを主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
PS:ポリスチレンを主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
PET:ポリエチレンテレフタレートを主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
PE・PP混合:PE、PP混合樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
合成ガス:水素、一酸化炭素を主成分とするガス
工業原料:ケミカル手法による用途分野は工業原料とした

再商品化製品の販売価格

平成20年度

手法 再商品化製品   再商品化製品販売価格
(円/トン)
平均値 最高値 最低値
材料リサイクル PE・PP混合 上期 6,725 28,896 ▲11,840
下期 4,150 20,000 ▲11,536
PS 上期 21,196 66,800 1,000
下期 11,997 40,000 5
PE/PP 上期 24,079 75,000 0
下期 16,160 87,149 0
ケミカルリサイクル 熱分解油、高炉還元剤、コークス炉化学原料、合成ガス 上期 8,086 24,700 0
下期 8,558 27,900 0

注)
・平均値は、各社販売価格の単純平均で算出
・「再商品化製品販売価格」:再商品化製品の売値の中に、自社工場から販売先までの運賃を含む場合は、「再商品化製品販売価格」=「売値」-「運賃」とする
・PE・PP混合:PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)混合樹脂原料(ペレット、・減容品、破砕物等)
・PS:ポリスチレンを主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)
・PE/PP:PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)をそれぞれ主とする樹脂原料(ペレット、減容品、破砕物等)

材料リサイクル製品の用途分野について

再商品化製品の用途ごと具体例を画像などで示しました。

材料リサイクル製品の用途別内訳

用途分野 平成18年度 平成19年度 平成20年度
販売量(トン) % 販売量(トン) % 販売量(トン) %
パレット 42,863 33 58,302 40 59,009 34.2
プラスチック板 11,201 9 8,806 6 10,221 5.9
再生樹脂 45,953 36 43,738 30 69,033 40.0
棒・杭・擬木 11,388 9 16,372 11 11,453 6.6
電力・通信用資材 1,796 1 2,585 2 3,745 2.2
土木建築用資材 10,832 9 10,604 8 11,481 6.7
園芸農業用資材 2,787 2 2,090 1 2,471 1.4
工業用部品 31 0 199 0 62 0.1
日用雑貨品・その他 1,639 1 2,913 2 4,946 2.9
合計 128,491 100 145,609 100 172,421 100


  平成20年度  
  グラフ:H20年4月よりH21年6月までの販売実績  

残さ処理方法の内訳

材料リサイクルやケミカルリサイクルによって発生する残さの処理方法の内訳です。

平成20年度 プラスチック類残さの処理方法

残さ処理方法 材料リサイクル ケミカルリサイクル
残さ処理量(トン) % 残さ処理量(トン) %
単純焼却 671 0.4 202 3.7
焼却エネルギー回収 45,567 25 4,017 73.8
RPF化 66,066 36.3 758 13.9
セメント原燃料化 51,786 28.5 5 0.1
その他 17,852 9.8 463 8.5
合計 181,942 100 5,445 100

プラスチック類残さの処理方法(材料リサイクル)

 
平成18年度 平成19年度 平成20年度
円グラフ:平成18年度 材料リサイクルによって発生するプラスチック類残さの処理方法 円グラフ:平成19年度 材料リサイクルによって発生するプラスチック類残さの処理方法 円グラフ:平成20年度 材料リサイクルによって発生するプラスチック類残さの処理方法
※18年度から原則、埋め立て処分を禁止   ※20年度から単純な焼却も禁止

プラスチック類残さの処理方法(ケミカルリサイクル)

注)ケミカルリサイクルのプラスチック類残さは5,445トンであり、材料リサイクルの約3%である。(材料リサイクルは181,942トン)

     
  平成20年度  
  円グラフ:平成20年度 プラスチック類残さの処理方法(ケミカルリサイクル)  
  ※20年度から埋め立て処分を禁止  

【補足】
材料リサイクルによって発生するプラスチック類残さの処理について18年度から原則、埋め立て処分を禁止とした。
さらに、20年度からはプラスチック類残さの単純な焼却も禁止とし、資源として有効利用が図れる処理方法を採用することを規定した。
なお、ケミカルリサイクルによって発生するプラスチック類残さについても、20年度から埋め立て処分を禁止とした。今後、本規定を適用した処理実績等についてもデータ開示を予定している。