平成27年度 調査結果概要

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平成27年11月30日更新

1. 第一回品質調査結果の概要

(1) 調査期間:平成27年4月~10月末日【原則として】

(2) 調査場所:再生処理事業者工場内

(3) 調査方法及び評価:「プラスチック製容器包装ベールの評価方法」による

(4) 調査対象保管施設数及び構成市町村数、実施保管施設数及び構成市町村数

表1) 平成25年度~平成27年度調査対象保管施設数(構成市町村数)と調査実施保管施設数(構成市町村数)推移

(第1回調査=平成27年10月30日現在)

  調査対象
保管施設数
調査対象構成
市町村数
調査実施保管施設 調査実施構成市町村
施設数 カバー率 市町村数 市町村カバー率
27年度 739 997 715 97% 970 97%
26年度 734 991 710 97% 962 97%
25年度 724 964 713 98% 950 99%

※平成27年度調査未実施保管施設は24。

(5) 市町村・一部事務組合担当者立会件数

平成21年度より、第一回目品質調査への立会を任意で実施。

表2)市町村担当者の調査立会比率

  調査実施
保管施設数
立会実施
保管施設数
立会比率
27年度 715 434 61%
26年度 710 425 60%
25年度 713 436 61%

2. 評価概要

(1) 「ベールの汚れ」評価

「ベールの汚れ」には、各市町村の中間・保管施設の管理(機械錆、油等の付着)と、排出者(住民)による食物残渣等の付着に起因するものがあり、いずれもリサイクルの環境負荷の面から、十分注意する必要がある。
以前は点数で評価していたが、改善に取り組みやすいように、現在では調査員の目視による外観の汚れ評価を文章表現化している。
品質上問題のない、汚れのないベールが増えている。

(評価方法)
無作為に取り出したサンプルベールの外観の汚れを、以下の観点から目視により評価し、文章表現する。
a.収集運搬、選別圧縮梱包の工程で発生する機械、装置等によるベールの汚れの状態を見る。
b.外観からも食物残渣による汚れ、カビ、固まり、汚れの飛散、油のべとつき等の状態を見る。
c.ベールの臭気の状態、虫等の発生の状態を見る。

(2) 「破袋度」評価

各市町村等の中間処理施設で収集袋を破袋し、異物を除去することは、その後のリサイクル工程の安全と効率化のために重要な項目である。
平成18年度以降、定量評価を実施して改善が進んで来ていたが、22年度の調査において、収集袋に裂け目を入れただけで収集物が入ったままのものが散見されたため、23年度から評価基準を変更し、「裂け目のある収集袋で内容物が残っており、内容が確認できない」収集袋も未破袋と数えることとした。
その結果、23年度は破袋度D+Bランクが22年度に比べ一旦倍増したが、24年度は改善。以降、25、26、27年度と同水準となっている。

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
a.収集袋が破袋されずにベール化されている状態を見る。
b.未破袋の数量を数える。数を評価対象重量で割り込んだ個数/kgを測定する。

(評価点数)
Aランク=5点:殆ど破袋されている(基準:0.2個未満/kg)
Bランク=3点:少し破袋されていない袋が見られる(基準:0.2個以上0.4個未満/kg)
Dランク=0点:破袋されていない袋がかなり目立つ(基準:0.4個以上/㎏)

表3) 破袋度評価比較

  5点 3点 0点 評価計
27年度 評価数 641 52 25 718
89% 7% 4% 100%
26年度 評価数 636 55 23 714
89% 8% 3% 100%
25年度 評価数 642 50 25 717
90% 7% 3% 100%

(3) 「容器包装比率」の評価と判定

容器包装比率は、プラスチック製容器包装の再商品化率を左右する非常に重要な項目。
協会では、平成18年以降、品質改善の最重点項目として改善に取り組んでいる。
年々改善が図られ、Aランクが96%と問題ない結果となっている。

 

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプルを評価する。
a.分別基準適合物以外の異物を取り出し、その重量を測定する。
b.サンプル総重量から異物測定値を差し引き、容器包装の重量を算出する。

<異物区分>

  • 汚れの付着したプラスチック製容器包装
  • 指定収集袋および市販のごみ袋
  • PET区分の容器
  • 他素材の容器包装
  • 容器包装以外のプラスチック製品
  • 事業系廃棄物
  • その他
  • 禁忌品

(判定基準)
容器包装比率により以下のランクとなる
Aランク:90%以上
Bランク:85%以上、90%未満
Dランク:85%未満

表4) 「容器包装比率」の判定ランク比較

  Aランク Bランク Dランク 評価計
27年度 評価数 690 25 3 718
96% 3% 1% 100%
26年度 評価数 685 24 5 714
96% 3% 1% 100%
25年度 評価数 687 24 6 717
96% 3% 1% 100%

※ベールの種類が2種類(フィルム系とボトル系)ある施設があるため、表2の施設数と上記表の合計が合わない。
※率は小数点第1位四捨五入による。

(4) 「禁忌品」の評価と判定

引き取りベールからの医療系廃棄物と危険品のいずれかの混入の度合いを評価する。
平成27年度は混入有のDランクの割合が前年度より1ポイント増加し、30%台後半の高い混入率となっている。

(評価方法)
床に広げた状態の60kg~80kg(総重量を測定)のサンプル中に「医療系廃棄物」および「危険品」に該当するものが混入しているか評価する。

a.該当物が混入の場合は、品名と数量を記録する。

(判定基準)
「医療系廃棄物」「危険品」の混入がなければAランク、いずれかあればDランク

表5) 「禁忌品」の判定ランク

  Aランク Dランク
27年度 評価数 436 282 718
61% 39% 100%
26年度 評価数 440 274 714
62% 38% 100%
25年度 評価数 451 266 717
63% 37% 100%

※ベールの種類が2種類(フィルム系とボトル系)ある施設があるため、表2の施設数と上記表の合計が合わない。

(5) 「医療系廃棄物」と「危険品」の混入

  • 医療系廃棄物は、近年の在宅医療の普及で、年々注射器本体、針付の注射器等生活医療製品の混入が多く
    なっている。住民への排出指導、地元医師会、薬局との処分方法の調整等が望まれる。
  • 特に、危険品の混入率は依然として高く、改善が進んでいない。

表6) 「医療系廃棄物」「危険品」の混入比較

混入の有無   合計
医療系廃棄物 評価数 690 28 718
率(27年度) 96% 4% 100%
率(26年度) 94% 6% 100%
率(25年度) 94% 6% 100%
危険品 評価数 443 275 718
率(27年度) 62% 38% 100%
率(26年度) 64% 36% 100%
率(25年度) 64% 36% 100%

※ベールの種類が2種類(フィルム系とボトル系)ある施設があるため、表2の施設数と上記表の合計が合わない。

(6) 破袋度と容器包装比率の相関

①「破袋度」と「容器包装比率」の相関
過年度の結果から、破袋度と容器包装比率には相関関係が認められる。
破袋度評価5点(Aランク)である場合、容器包装比率Aランクは98%であるが、3点(Bランク)では83%、1点(Dランク)では76%と低くなっている。

表7) 「破袋度」評価と「容器包装比率」評価の関係

破袋度評価点 容器包装比率ランク 合計
Aランク Bランク Dランク
0点 評価数 19 5 1 25
76% 20% 4% 100%
3点 評価数 43 8 1 52
83% 15% 2% 100%
5点 評価数 628 12 1 641
98% 2% 0% 100%
合計 評価数  690 25 3 718


 

(7) 破袋度と禁忌品の相関

①「破袋度」と「禁忌品」の相関
過年度の結果から、破袋度と禁忌品の有無には相関関係が認められる。
破袋度評価5点(Aランク)である場合、禁忌品無しは64%であるが、破袋度評価0点(Dランク)では禁忌品無しは24%と低くなっている。

表8) 「破袋度」評価と「禁忌品」評価の関係

 

破袋度評価点 禁忌品の有無 合計
混入無 混入有
0点 評価数 6 19 25
24% 76% 100%
3点 評価数 22 30 52
42% 58% 100%
5点 評価数 408 233 641
64% 36% 100%
合計 評価数  436 282 718

以上

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