日本容器包装リサイクル協会ニュース No.48 The Japan Containers and Packaging Recycling Association
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「容器包装リサイクル」講座
リサイクル事業者はどうやって決まる?
容リ法では実際にリサイクルをする会社を「再商品化事業者」といい、協会は入札を実施して、リサイクルの委託先を決めます。入札はどのように行なわれるのでしょう。
特定事業者と再商品化事業者
リサ 協会は家庭から出された容器包装を市町村から引き取ります。協会が委託した再商品化事業者(再生処理事業者と運搬事業者)が、実際の引取りとリサイクル(再商品化)を行ないます。
容輔 食品メーカーのわが社は特定事業者なので、リサイクル(再商品化)を協会に委託しています。協会に支払っている委託料は、リサイクル費用として再商品化事業者へいくのですね。
リサ はい、そのほとんどが、再商品化事業者への支払いにあてられます。きょうは、その会社の方をお呼びしました。
志源 はじめまして、YRリサイクル社の志源です。21年度は、清二さんの市のプラスチック製容器包装のリサイクルをさせていただいています。
清二 志源さんの会社には、市民向け見学会を開くなど、リサイクルに適した分別や家庭からの出し方の啓発活動にも協力してもらいました。
容器包装リサイクルのしくみ
容器包装リサイクルのしくみ
容器包装リサイクルのしくみ
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審査、登録
厳正な審査を行なった後に登録
容輔 どの再商品化事業者が、どこの市のリサイクルを担うのかは、どのように決まるんですか?
リサ 年度ごとに協会が行なう一般競争入札で決定されます。
志源 20年7月に、21年度の再生処理事業者の登録を呼びかけるお知らせが官報に載りました。
リサ まずは、入札に参加するための登録審査が行なわれ、一定の要件を満たす必要があります。
志源 設備能力、リサイクルの品質、経営の健全性、再商品化されたものが再商品化製品利用事業者(*2)に間違いなく引き取られるのかどうかなど、当社も協会から厳しい審査を受けました。
まい ちゃんとリサイクルできる会社でないといけないということね。
リサ 審査を経て登録された会社名は、20年12月に官報に公示されました。
入札
市町村の保管施設ごとに入札
志源 その後、登録事業者へは「△△市の××保管施設はプラスチック製容器包装500トン」など、保管施設ごとの入札条件リストが提示されました。
清二 そして志源さんのYRリサイクル社は、うちの市に入札したんですね。
志源 はい、そうです。入札は21年1月でした。
容輔 清二くんは市役所の職員でしょ。市は入札には関わってないの?
清二 市町村が決めるわけではないんだよ。
リサ 再商品化事業者へのリサイクルの委託は協会が行なうもので、入札は協会の責任において実施しています。
落札、契約
価格と距離などで落札が決まる
まい 落札はどうやって決まるの?
リサ 価格が安いリサイクル会社に落札します。同額の場合、保管施設からリサイクルする工場まで運搬する距離が短いほうが落札します。コンピュータによって自動的に公正に選定されていきます。
志源 落札すると、協会と再商品化事業者は1年間の委託契約を結びます。
リサ 落札の結果は、協会ホームページで年度ごとにすべての保管施設について閲覧できます。なお21年度のプラスチック製容器包装の場合、再商品化事業者の登録申込みは112社、登録確定100社、実際の落札は86社でした。
引取り
1年間にわたって市町村から引取りを実施
リサ 協会は市町村との契約を結んで、21年4月から実際の分別基準適合物(*1)の引取りが始まりました。
清二 22年度も志源さんの会社にお願いできるのかな。
志源 どちらの市町村であっても、再商品化事業者として高品質のリサイクルを目指していきます。
リサ 清二さん、志源さん、よろしくお願いします。
用語説明 *1:分別基準適合物
市町村が法に従って収集、異物の除去などを行ない、保管施設(事前に環境省の指定が必要)に保管した容器包装廃棄物
*2:再商品化製品利用事業者
リサイクルする会社から再商品化製品を購入し、それらを利用する事業者。
プラスチック製容器包装の場合は、プラスチック製品成形メーカーなど
プラスチック製容器包装 22年度入札選定方法を大幅に変更
 環境省・中央環境審議会の再商品化手法専門委員会及び経済産業省・産業構造審議会の再商品化手法検討会の合同会合による、「プラスチック製容器包装の再商品化手法及び入札制度の在り方に係る中間取りまとめ(平成22年度入札に向けた取りまとめ)」に従い、入札選定方法を以下のとおり大幅に変更しました。
(1)材料リサイクル手法の優先的取扱量(材料リサイクル優先枠量)を市町村申込量の50%としました。
(2)材料リサイクル優先枠は、さらに優先A枠(落札時の競争率が低く設定される)と残りの優先B枠に分けられ、優先A枠→優先B枠→一般枠の順に落札できるものとしました。
(3)材料優先事業者は、A枠への落札可能量とB枠への落札可能量の両方を有しますが、その配分は、「総合的評価」の結果により決定することとしました。
 総合的評価における評価指標としては、(1)「リサイクルの質・用途の高度化」指標5項目、(2)「環境負荷の低減効果等」指標3項目、(3)「再商品化事業の適正かつ確実な実施」指標4項目がとりあげられ、評価が実施されました。
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編集・発行/(財)日本容器包装リサイクル協会