日本容器包装リサイクル協会ニュース NO.41
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「容リ法」講座 市
社会人1年生のために 容リ法の基礎を解説します
登場人物の紹介
包美 私、お菓子の会社に入ったの。うちの新製品食べてね。
容平 おいしそうな仕事だね。ぼくはコンビニの会社。加盟店にアドバイスをする担当だよ。
包美 私の担当は、お菓子の商品開発というよりも、それを入れる袋やプラスチックの容器についての仕事なの。リサイクル協会にリサイクルの委託をするとか。
集一
ぼくは市役所。市民にリサイクルのために、ごみの分別のお願いをしてまわっている。今、容リ法の勉強中だよ。
容平 リサイクルか。加盟店にレジ袋を使うのを減らしてもらうのもぼくの仕事だよ。ヨウリ法って、何だっけ?
●容リ法のはじまり
家庭から出されるごみは増え続け、最終処分場があふれてしまうという危機感をもたらしました。家庭ごみのうち6割(容積比)を容器包装が占めていることから、それらを利用・製造する企業も加わって、社会全体でごみの減量とリサイクルに取り組む政策が打ち出されました。平成9(1997)年、容リ法(容器包装リサイクル法)による容器包装のリサイクル事業が始まりました。
疑問1 うちの会社は「特定事業者」?
理沙
ようこそ、みなさんを「容器包装のリサイクル」にご案内します。容リ法(容器包装リサイクル法)とは、容器や包装を使ったり、容器をつくったりしている会社を「特定事業者」として、再商品化(リサイクル)を義務づけた法律です。
包美 うちの会社は特定事業者なの。リサイクルの義務のあるものには「プラマーク」や「紙マーク」をつけてるわ。容平くんのコンビニ・チェーンも特定事業者でしょ。
容平 そうなの?
理沙 お店のロゴが入ったレジ袋やおでんの容器に「プラマーク」がついていますね。容平さんのコンビニは、商品をそれらに入れてお客さんに提供しているので、特定事業者になります。
容平 そうなんですね?!
●容リ法に登場する言葉の意味
リサイクルの義務対象となるもの
ガラスびん、PETボトル、紙・プラスチック製の容器包装で、市町村が家庭から収集しているもの。

特定事業者
上記の4素材について、これらを利用して商品を販売・輸入している企業と容器メーカー。再商品化の義務があります。

再商品化(リサイクル)
上記の4素材について、再び資源として使えるようにすること。

再商品化事業者
再商品化を行う会社。
疑問2 リサイクルの義務って何をすること?
容平
「リサイクルをする義務」って、コンビニは何をすればいいんですか?
理沙 お客さんが持ち帰ったレジ袋を、自社で全部回収して、工場で資源にし直すということは無理な話です。容リ法では、家庭から出される容器包装の収集は、市町村に任されています。
集一 容平のコンビニのレジ袋も、包美ちゃんの会社のおせんべいの袋も、容リ法でプラスチック製容器包装になるんだ。僕ら市町村は、プラスチック資源として収集している。
理沙 協会は、それらを市町村から引き取って、リサイクルしているのです。実際に市町村から運び出して、リサイクルの工場を動かしているのは、協会が契約した再商品化事業者です。そのリサイクルにかかる費用を、特定事業者のみなさんが負担しているのです。
容平 リサイクル費用を負担するんだ?!
疑問3 わが社が払う費用はどうやって決まるの?
集一
待てよ、市が収集しているごみには、いろいろなコンビニのレジ袋やいろんな会社のお菓子の袋や弁当の容器がごちゃ混ぜになっている。容平のコンビニ・チェーンの分がどれだけかって、わからないぞ。
容平 そうだよな。うちが払う金額は、どうやって決めるんだろう?
包美 私は、協会にリサイクルを委託する書類を作成する仕事を、いま教わっているところなの。1年間にどれだけ容器包装を使ったかを、協会のホームページからオンラインで入力するのよ。
容平 でもさ、うちが使った量と市が集めてリサイクルに出す量はイコールじゃないでしょう。
理沙 その通りです。しかし、容平さんのチェーンのレジ袋が実際にどれだけリサイクルされたかを正確に出すことは誰にもできないでしょう。そこで容リ法では、その年、日本全体でリサイクルされる量に対して、容器包装の使い道やその排出量に応じて、それぞれの特定事業者が負担し合うという考え方をしています。計算方法については協会のホームページをご覧ください。(「委託料金の算出方法」
協会は何をするの?
疑問4 義務はリサイクルだけじゃない?
包美
特定事業者は、協会へ委託料を支払うことで義務を果たしたことになりますか?
理沙 もう一つ、「排出の抑制」という大きな役割があります。ごみになってしまう容器包装を少なくしようということです。
容平 だから、チェーンの加盟店にレジ袋の削減を働きかけているんだ・・・。
集一 おいおい、容平。自分の仕事の意味がようやくわかったのか。市としても、容平にはがんばってほしいな。
●大切なのは「排出の抑制」
容リ法の施行から10年を迎え、国、特定事業者、市町村、消費者、再商品化事業者などの関係者であらためて論議をしました。その中で、強く謳われたのが「排出の抑制」です。レジ袋の削減など、消費者の意識の向上を図り、また、事業者の取り組みを促していきます。
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編集・発行/(財)日本容器包装リサイクル協会