コラム
当協会は、約35名(出向、派遣を含む)の職員と、各種お問い合せを受け付けるオペレーションセンター、コールセンターによって運営されています。
総務部、広報部、企画調査部、ガラスびん事業部、PETボトル事業部、紙容器事業部、プラスチック容器事業部などの各部間では、日々どのような業務が行われているのでしょうか。
容リ法に基づく再商品化事業の運営の様子を、職員によるコラムでご紹介します。
第8回 協会再商品化業務の『見える化』を推進するためには ~各部署の代表者で座談会を実施(2)~
座談会出席者:プラスチック容器事業部 杉山、PETボトル事業部 油井、紙容器事業部 大竹、ガラスびん事業部 広谷、総務部 橋本・槇原、広報部 松島・吉川(司会、進行) 協会では '再商品化事業に関わる各主体から信頼を得ること' を最重要課題と位置づけて日々の業務、活動を実施しております。今回は前回に引き続き、協会事務局、各事業部は日々どんな業務を実施しているのか。ときどきご質問をいただくこの内容について、外部の方々に少しでもお伝えすることができれば良いと考え、各部を代表して1名ずつ集め、座談会を実施しました。 広報 松島) さて、後半のテーマを投げかけさせていただきたいんですが、昨今のメディアによる報道内容であるとか、消費者の興味が、再商品化製品利用用途や製品の方に移ってきているという部分を含めて、協会に対して、「協会は何をしているのかはっきり分からない、何をやっているのか。」というような問い合わせを受けたことなどはありますか? また、実際にあれば、それに対してどう対処していくかということについて、ご意見をいただければと思うのですが。
ガラス 広谷) ガラスでいうと、びんからびんというのは分かるけど、それ以外の再商品化製品の利用用途についてはよくわからない。 わからないから見せてくれ、と言われても、道路の下敷き※じゃよくわからないですよね。 PET 油井) 特定事業者の話で言えば、使うプラスチックの量は変わらないけど、委託料金だけ倍になっている、と言われることがありますよね。 例えば、算定係数が0.1から0.2になれば、小さい数字でもそれはやっぱり倍になっているわけだから、金額に換算した時にも、倍の金額になりますから。 広報 吉川) 確かに、エコプロダクツなどのイベントに出展しますと、容器包材メーカーの方々なんかもブースを訪れて、お話の中で、「本当にこれ以上もうできないくらいの企業努力をして、一生懸命薄く作ったりしているのになんで?」というようなことを言われます。容器包装の軽量化という企業努力に関しては、本当に限界までしている、という話は、よく聞きますよね。 総務 橋本) 私が思ったのは、協会を説明するときに、「容リ法の指定法人で、主務省庁は五省庁ですよ。」ということが多いですよね?そのせいなのか、いわゆる天下りが多いとか、誤解されることが多くなるのではないかと感じます。そもそも協会は、日本商工会議所と経団連が中心となって発足した団体なので、どちらかというと、そちらを強く言った方が良いのでは?と思うのですが。 あとは特定事業者が、協会から再商品化委託申込の案内が来た、というときに、ここってどういう団体だろう? と思って、ネットで調べますよね。それを説明するのは、当協会でいえば「協会概要」なんですけど、協会ホームページはその場所がわかりにくくて・・・。もっと「協会概要」はわかりやすい位置にあるといいなと思います。 広報 吉川) リニューアル後のホームページでは「日本容器包装リサイクル協会について」というコンテンツを設けています。でも、トップページのわかりやすい位置にあるわけではなくて、スクロールしないと見えない画面にありますから、そういう部分ですよね。 PET 油井) ホームページはいまや最強の媒体ですから、いろいろな人が見に来ますよね。 例えば今は夏休み中だから、結構、小学校の先生からの問い合わせとかもあるじゃないですか。 小学生に回答できるようなことを先生に教えてあげることも必要だし、もっと、詳細について聞きたいっていうのもあるかもしれないけど、簡単な概要と同時に、違うレベルのものも用意するとか、そういう工夫は必要ですよね。 総務 橋本) 協会のホームページに、再商品化製品の写真ってプラしか掲載していないですよね。 広報 吉川) 今後の対応を検討します。 総務 槇原) 友人からはよく、「容器包装ってなに?」と言われます。 あと、業務時間中に電話で「レジ袋って包装ですよね?」というような質問も受けますね。で、これが容器ですよ、包装ですよ、こういうものが対象ですよ、というような説明の絵が無いので、協会のホームページを見た友人などからは、「絵などが載っているとわかりやすいのに・・・。」というようなことを言われました。 広報 吉川) 分別収集は、全国で統一されたルールがあるわけではないので、説明するのが難しくて・・・。 容器包装に関しても、そう明確には図示できない事情があるというか・・・うーん、でも、そうですね。検討してみましょう。 総務 槇原) 協会のホームページにアクセスして、基本的な内容を知りたいと思ったときに、携帯電話の「らくらくホン」の思想みたいに、簡単に操作できて、必要な情報にたどりつける、そういう作りだといいですよね。 広報 吉川) 直感的にわかるような、ね。 広報 松島) 協会経費に関する問い合わせはないですか? PET 油井) PETボトルの市町村への有償分拠出金※の件でね、「協会経費でどれくらい取られるのですか?」という質問は未だに来ますね。市町村から。(※協会経費は徴収しません。消費税分を除く全額を拠出します。)担当の方が新しく変わられたりして、それでまた何度も同じ説明を繰り返す・・・。 広報 松島) なるほど・・・。例えば、みなさんは「容リ協会?何をする会社?」と聞かれた時に、どのように説明していますか? プラ 杉山) 「容器包装リサイクル法って知っていますか?」と聞いてから、「市町村がごみを集めて、リサイクルしなきゃならないっていうときに、リサイクルの事業者さんに、処理した分のお金を払わなければならないじゃないですか。そのお金は、容器包装を作ったり使ったりしている人から預かって、リサイクル事業者にお渡ししている。すごく重要な役目ですよ。」なんてことを言っていますけどね。特定事業者、市町村、再商品化事業者からなる、三角形の真ん中に位置しているイメージで。 紙 大竹) 難しいですよね。 自分がリサイクルしているわけじゃないから。 総務 橋本) 話すとどうしても長くなりますよね。 でも一言で説明しようとすると勘違いされるし。 例えば紙マーク、プラマークの話になって、「マークの統括をしているんじゃないの?」っていわれて、「違います。」って。 「じゃあ、そのマークはどこが発行しているの?国?」って聞かれて、「発行は国じゃない。」と(笑)。 全然まとまらない。 広報 吉川) どんどんずれていくと。(笑) 財団法人というと、全部いわゆる天下り先だと考えている人は多いですよね。 でも実際には、「財団法人」の定義って、財源となるものがあって、それを元に運営している会社をいうわけですよね。 その財源が、協会の場合、特定事業者の委託料金であるわけで、天下り先にはなりませんよね。 プラ 杉山) 天下りっていうことでいえば、前に会報で、「協会に天下りはいません。」って書いていたことがありましたよね。 随分はっきり書いたなあと思っていましたが、ホームページにもあのように載せてみたらどうですか? トップページにバーンと。 広報 松島) 検討しました。協会ホームページの「Q&A集」に掲載するための文言も一旦、準備しました。 でも、協会のホームページにある「Q&A集」って、実務的な質問に対応しているので、そこにいきなり「天下りについて」なんてQ&Aが出現してくると、「'自分から言い出すあたりが怪しい。'と思われたら困る。」という意見があって中止しました。 ガラスびん 広谷) 協会への問い合わせで「私たちの税金を無駄遣いしないで。」という内容があると聞きましたが、これはどういう意味ですか? 広報 松島) 消費者の中には「再商品化事業は特定事業者からの委託料で運営されている。」という認識がない方がいます。 財団法人だから、国の補助金と税金で運営されていて、税金で再商品化を実施しているでしょうと。 ガラスびん 広谷) 僕たちの税金で、君たちは食べている、と思われていると・・・。 広報 松島) 協会に問い合わせの電話をいただく方々の中に、最近のテレビの報道を見られた人が結構多くて、「税金が相当使われているのに、全然まともなものができてないそうじゃないか!」と言われますからね。 PET 油井) ああ、税金を使っているっていうのは市町村が負担する分別収集の部分だよね。 広報 松島) そう、だから完全な間違いではないですけど、「税金が使われている部分は市町村の分別収集の部分です。」ということは報道では言ってないじゃないですか。 だから、容リ法で規定される再商品化事業そのものに、税金が投入されていると思いこんでいる。 広報 吉川) 無理もないですよね。テレビを見ている人はそう思いますよ。 だから、特定事業者からのクレームとかそういうことではなくて、一般の視聴者からの問い合わせの中で多い。 「税金の無駄使いしているんでしょう?」なんて。 総務 橋本) そもそも消費者の方々って、容リ法の内容を知っているのでしょうか。 広報 吉川) 知らない方が多いですね。だいたいまず、そこから聞かれます。 総務 橋本) 例えば、一般の個人商店で、特定事業者に該当すると思われるところに、再商品化委託申込書を送るじゃないですか。そうすると、なにこれと。 最近怪しいのが多いからーなんて・・・ 広報 松島) ホームページで容リ法をどんなに分かりやすく掲載しても、アクセスされなければ情報は引っ張り出せないわけですよね。 じゃあ大胆にテレビCMでもバンバン流すかっていうと・・・。難しいですよね。 紙 大竹) 容リ法では、消費者が自分でお金を払うことは無いですからね。 家電リサイクル法だとか自動車リサイクル法では払わなくちゃならないから、どういうものなの? って、勉強するけど。 広報 吉川) 消費者が自分で実際にしている分別排出と容リ法が、知識として全然連動していないな、っていうことは思いますね。 問い合わせの際にお話をしているとね。 紙 大竹) 関わってはいるんですよね。 総務 橋本) 分別排出は結局、モラルの世界でしかないですからね。 広報 松島) すみません、なかなかまとまりませんが、そろそろ時間ですので終了とさせていただきます。ありがとうございました。 更新日:平成20年10月1日 |
バックナンバー
- 第1回 「(財)日本容器包装リサイクル協会の構成員についてご紹介します」
(平成20年4月1日) - 第2回 「公益法人改革への対応が大きなテーマ~土橋事務局長にインタビュー~」
(平成20年4月17日) - 第3回 「プラ再商品化の社会的意義を高めるために~平石プラスチック容器事業部長にインタビュー~」
(平成20年5月15日) - 第4回 「PETボトルの国内リサイクルインフラを維持するためには~堀口PETボトル事業部長にインタビュー~」
(平成20年6月9日) - 第5回 「びん原料以外の利用を推進します~大東ガラスびん事業部長にインタビュー~」
(平成20年6月26日) - 第6回 「紙製容器包装の回収量増加に向けて~鈴木紙容器事業部長にインタビュー~」
(平成20年7月16日) - 第7回 「協会の各事業部など、事務局の日常業務内容とは ~各部署の代表者で座談会を実施(1)~」
(平成20年9月5日) - 第8回 「協会再商品化業務の『見える化』を推進するためには ~各部署の代表者で座談会を実施(2)~」
(平成20年10月1日) - 第9回 「協会事務局の現在とこれから」
(平成20年11月17日) - 第10回 「協会の基幹システム「REINS-CP」は何のために必要なのか」
(平成21年1月30日) - 第11回 協会における法務 ~企画調査部 法務担当 岡田部長にインタビュー~
(平成21年2月27日) - 第12回 コールセンターへの問い合わせ
(平成21年3月27日) - 第13回 オペレーションセンターの役割
(平成21年4月30日)
