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日本容器包装リサイクル協会について

コラム

当協会は、約35名(出向、派遣を含む)の職員と、各種お問い合せを受け付けるオペレーションセンター、コールセンターによって運営されています。
総務部、広報部、企画調査部、ガラスびん事業部、PETボトル事業部、紙容器事業部、プラスチック容器事業部などの各部間では、日々どのような業務が行われているのでしょうか。
容リ法に基づく再商品化事業の運営の様子を、職員によるコラムでご紹介します。

第3回 プラ再商品化の社会的意義を高めるために~平石プラスチック容器事業部長にインタビュー~

理事・プラスチック容器事業部長:平石 惠一

理事・プラスチック容器事業部長:
平石 惠一

協会における最大の使命は「容器包装廃棄物のリサイクルを円滑に進めること」です。
今回は協会の再商品化委託事業支出の中で約94%を占めるプラスチック容器事業部の平石部長にインタビューしました。


――――平石さんが当協会の現職に就任されたのはいつですか?また、出身会社と就任の経緯について教えてください。
協会職員となったのは今年の1月1日。理事に就任したのは4月1日です。環境に関わる仕事に興味もありましたので、要請を受けて、明治乳業株式会社から就任しました。


――――出身会社ではこれまでどのような部署を担当されましたか?
工場運営に関わる全ての技術職を経験しました。工場運営において重要なポイントは、大きく分けて、安全・品質・コスト・教育・環境の5分野になりますが、これらの管理が、主な業務でした。加えて、物流業者や酪農生産者・牛乳販売店と強力な連携を保つことも大事な業務の一つでしたので、営業担当のようなことも経験しました。国内にある工場のうち、大規模な3工場の工場長を8年半にわたり歴任しました。


――――再商品化事業の対象となる容器包装とは関わりがありましたか?
もちろんです。カマンベールチーズやバターを始め全ての商品の容器・ふた・紙器箱、皆関わります。品質保持の問題もからむことですので、当時から重要な課題の一つでした。


――――まだ就任されてから3ヶ月という短い期間ですが、一般企業と協会の雰囲気の違いは感じられますか? 決定的な違いはありますか?
一般企業においては、常に利益を追求することが求められます。そのため、A社の社風、B社の社風、というように、業態によって、企業ごとに独特な雰囲気があるように感じます。しかし、協会には様々な企業の出身者が集まっており、「協会独自のカラー」というものは感じられません。


また、一般企業では突発的な問題が頻繁に発生し、それによる年間のスケジュールの大波・小波の振れ幅が大きいと感じられますが、協会はその波の触れ幅が小さいように感じます。これは悪いことを意味するのではありません。容リ法に規定される再商品化事業を、指定法人として確実に且つ円滑に実施するためには、先ほど申し上げたような'波の振れ幅'が大きくては困ります。


――――協会におけるプラスチック容器事業部の人員構成と主な業務内容を教えてください。
私を含めて合計9名です。 プラスチックは市町村から引き取る収集物の品質の改善、再生処理事業者登録審査・入札方法の改善、そして再商品化事業者数が多いことと日常管理の徹底の必要性から、他の事業部より人員が多くなっています。


また、業務の詳細としましては ①市町村からの引取量と品質確保 ②再商品化委託業務に係わる登録審査、入札選定 ③再生処理事業者および利用事業者の日常管理 ④再商品化事業者の支払い管理の徹底 ⑤再商品化製品の利用実態把握と情報開示 ⑥主務省庁との調整作業 ⑦容リ関連諸団体との情報交換等々があります。


――――現在のプラスチック容器包装の再商品化における重要な課題は何であるとお考えですか?
・20年度の平均落札価格は、64,486円と前年より11,950円ダウンしたが、更にダウンが必要なこと
・材料リサイクルの構成比が59.5%と各手法のバランスが崩れていること
・市町村から引き取る収集物の品質に未だ問題があり、改善が必要なこと
・市民が排出したものが確実に再商品化され、どのような物に利用されているかわかり易い情報開示
などと言えます。


そこで、重要であるのは、
・20年度入札では、材料リサイクル優先の見直しがされたが、更に今後に向けて落札価格がダウンし、かつ各手法間のバランスが確保されるような入札方法を検討すること
・市町村収集物の品質改善を更に進めること
・市町村が協会に引き渡した後の、再生処理事業者名・再商品化製品・利用事業者名・最終用途の情報開示
・基本なことではあるが、確実に再商品化を行なうことができる事業者を登録事業者とし、業務の実施プロセスを的確にチェックすること


更に中期的には
・効果的/効率的なプラスチックの再商品化スキームはどうあるべきかの検討
であると考えております。


――――20年度、最も力を入れて取り組みたい課題を教えてください。
一言で表すと、再商品化の社会的意義を高めることです。協会事業の中で圧倒的な金額と量を占めるプラスチック容器包装の再商品化を通じて、いかにして安いコストで価値のある再商品化製品を製造するか、また環境負荷の低減に貢献できるか、現在もその意義を追及している真っ最中です。

更新日:平成20年5月15日

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