日本容器包装リサイクル協会ニュース No.75
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フレーク 紡糸 ポリエステル綿納品先の求めに応じた強度とするために、フレークにペレットを配合して原料をつくる。乾燥させた原料に顔料を投入。一般に衣料品は糸をつくってから色を後づけするが、こちらでは前段階で行なう。熱で溶かした原料をシャワーのノズル状のところからところてんのように押し出し冷やして糸にする。コンマ何ミリという細さ。専門の担当者が太さなどを目視でチェックして、不適なものを取り除く。ここまでが原糸を作る紡糸工程。熱湯のなかで原糸を引き延ばし、求められる太さ、強度にする。糸同士が絡んだり、スリップしないように送り出すところに繊維工場のノウハウがある。独自技術で糸にクリンプをつける。表面に油剤を塗り、納品先に求められる撥水、親水などの特性を調整する。長い糸を数センチほどの長さに切り、短繊維に仕上げる。水分量、太さ、強さなどの特性が要求通りにできているかチェックする。熱で溶かす縮れさせる原料を配合顔料投入押出延伸成型油剤塗布裁断品質チェック計量・梱包引取PETボトルベールフレークPETボトル  フレークPETボトルから繊維ができるまで延伸工程紡糸工程押し出し冷やす伸ばすポリエステル綿ポリエステル綿を利用するメーカへ。★★写真提供:日本化学繊維協会容リ協ニュースNo.75 May 201711

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