日本容器包装リサイクル協会ニュース No.73
4/16

しての持続可能な調達原則を定めています。さらに、責任ある養殖により生産された水産物に与えられるASC認証を受けた商品の取り扱いも開始しています。東京大会でも持続可能性に配慮した調達基準が採用されれば、私たちがこれまで取り組んできたことが活かされる機会もあるのではと期待しています。イオングループさんでは、東京都とともに食品ロス削減に関するキャンペーンにも取り組まれているそうですね。オリンピックの選手村では24時間食事を提供しなければならず、大量の食品ロスが発生するはず。そうした面でも、イオングループさんのノウハウが活かされることがあるかもしれませんね。オリンピックともなると、世界中から訪れる観光客の出すごみの対策も重要になってきますね。日本国内でさえ分別の仕方は地域によって異なりますし、世界に目を向ければその違いはなおさらです。分別の仕方の情報をいかに届けるかが課題になると思うのですが、東京都ではどんな対策を考えているのでしょう。現在、環境省の方で「統一分別ラベル」の検討がなされていまして、東京都でもそのプロジェクトに参画しています。それは、ピクトグラムの絵や色などを分別の種類ごとにできるだけ統一化してよりわかりやすくするという試みで、昨年度から検討が進められています。また、ロンドン大会が開催されたイギリスでは、広範囲で共通マークが使用されていると聞いています。そうした事例も参考にしながら議論を詰めていければと思っています。現在、都内のオフィスビルや商業ビルでは、それぞれ分別の仕方が違っていることも珍しくありませんが、東京大会を機に、よりわかりやすい分別になる、あるいはできるだけ合理的な分別方法で統一され、レガシーという形で残していければ大変素晴らしいのかなと考えています。そうですね。昨年、ミラノ万博に行ってきたのですが、会場内のごみ箱を色で分けていましたね。世界中からたくさんの人が来たときには、色で分別の種類を分けるというのがわりとわかりやすい方法なのではないのかなと思いました。イギリスの場合、プラスチック系は赤、紙系は青で、それぞれピクトグラムによりさらに細かく分類されているという方式がとられています。日本の場合はどうなるか、今から楽しみですね。PETボトルは、世界的に見ても、指定された場所で回収されていると思います。ただ、開催される時期が夏ということもあって、大会中はものすごい量のPETボトルが資源として出ると予想されるのですが、PETボトル協議会の方では2020年に向けて何か計画されていることはありますか。皆さんご存じのように、PETボトルというのはプラスチック製容器包装などと比べ世界中の人にわかりやすい分別方法を検討PETボトルのリサイクルが再生品へのイメージアップに貢献鬼沢良子さん鬼沢鬼沢宮澤鬼沢鬼沢鬼沢古澤日本の良さを活かしてロンドン大会を超える持続可能な大会にしたいですね日本の良良ささをを活かして活かしてロンドンロンドン大大会会をを超超ええるる持続可能な大会にしたいですね日本の良さを活かしてロンドン大会を超える持続可能な大会にしたいですね古澤NPO容リ協ニュースNo.73 November 20164

元のページ 

page 4

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です