日本容器包装リサイクル協会ニュース No.70
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容リ協ニュースNo.70 November 201512  高品質な再商品化製品を製造するために、私たち再商品化事業者は市町村より回収した分別基準適合物をさらに選別し、異物などを除去しています。その際、重要となるのが社内の選別スタッフの分別基準適合物に対する正しい知識です。そこで、異物として取り除くべきものをスタッフにしっかりと把握してもらうべく、分別基準適合物の社内学習を実践しています。分別基準適合物の学習取り組み社内での選別スタッフに対し、分別基準適合物の正しい知識を得るための社内学習会を実施しています  容器包装ごみの排出時、市民の皆さんにより丁寧な分別を心がけていただくために、再商品化事業者の多くは、リサイクルの現場である工場内に見学専用の通路を設置したり、説明用ビデオを制作するなどして、工場見学会を実施しています。夏休みともなると数多くの親子連れが工場を訪れます。 さらには、業界団体を通じたチラシ制作、環境フェアへの展示協力、エコプロダクツへの出展など、市民への多様な啓発活動を積極的に展開しています。工場見学会の実施取り組み市民への  市町村より回収した分別基準適合物は、以前は自治体ごとに品質の差がありましたが、近頃は格段に改善されています。しかしながら時には、注意喚起のための連絡を再商品化事業者から行なうこともあります。また、「残渣率が高くて困っている」など、市町村の方から分別に関するご相談を受けることは今でも度々あり、当社の場合も市町村を訪問して話し合う機会を設けています。品質に関する協議取り組み市区町村との  お客さまである利用事業者との間でも品質向上に向けた取り組みを展開しています。当社の場合、某びん製造メーカーが年に2回開催する品質会議に参加。そのびん製造メーカーと取引のあるすべてのリサイクル業者が集まり、異物の発生した事例を発表するなど情報の共有化に努めています。品質に関する協議取り組み利用事業者との利用事業者とも連携し、さらなる品質向上を追求していますリサイクルの現場を見ていただくことで分別することの大切さを発信しています市町村との話し合いを通じて、分別基準適合物の品質向上に努めています品質向上に取り組む!再商品化事業者では、自らの取り組みはもちろんのこと、容器包装リサイクル制度の担い手である様々な主体とも連携することで、再商品化製品の品質向上を推進しています。

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