日本容器包装リサイクル協会ニュース No.68
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.68 February 20159最終的に何になるの?最終的に何になるの?   出来上がった原材料は、それからどうなるの?   ペレットや減容品を原材料に利用して、プラスチック製品がつくられます。たとえば、工場などで物を載せる荷台となるパレット、木製に見立てたベンチや柵、プランターなどです。リサ 斉木さんのリサイクル工場で用いている手法は「材料リサイクル」と呼ばれています。   このほかに、プラスチック製容器包装はガスにして工場で利用したり、製鉄所の高炉で触媒として使うなどの「ケミカルリサイクル」があります。リサ 容リ法が定めるリサイクルは、「製品又は、原材料として取り引きされる状態にする」ことで、「再商品化」といいます。   「再商品化」ですか?   私たちリサイクル会社は、容リ法では「再商品化事業者」と呼ばれます。原材料をつくり、それを製品にするメーカーに販売することを、リサイクル会社は委託されています。再び商品として取引されるものにリサイクルするという意味が込められているのでしょう。   ガラスびんなどは、何になるのですか?リサ ガラスびんの場合は、多くがもう一度ガラスびんに生まれ変わります。PETボトルからは再度PETボトルがつくられたり、ユニフォームなどの繊維製品になったり、また、紙製容器包装は段ボールなどに生まれ変わります。   私が出したものが何になっているのか、知ることはできますか?リサ 協会のホームページの「わたしのまちのリサイクル」で検索してください。それぞれ市町村からどのくらいの量を協会が引取り、最終的に何になったのかがわかります。   (トップ 消費者向け わたしのまちのリサイクル)   公開されているんですね。見てみるわ。リサ リサイクルは連携の輪です。それぞれの役割をきちんと果たすことでスムーズなリサイクルになります。   私も、“さっとゆすいで分けて出す”を、これからも続けていきますね。ガラスびん保管施設家庭市町村リサイクル工場製品の原材料最終製品工場回収拠点カレットフレーク、ペレット製紙原料、固形燃料などペレット、減容品などガラスびんなど繊維製品、シート、ボトルなど段ボール、板紙などプラスチック製品、高炉還元剤、ガス化、コークス炉化学原料などPETボトル紙製容器包装プラスチック製容器包装

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