日本容器包装リサイクル協会ニュース No.66
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.66 August 201416 「現在、4市では家庭から出るごみのうち、使用済みのPETボトルとプラスチック製容器包装をいっしょに収集しています。そのため、まずPETボトルとプラスチック製容器包装を選別することから当施設の処理業務は始まります」と語るのは、北河内4市リサイクル施設組合の事務局長、髙田哲治さんです。髙田さんは寝屋川市の廃棄物の減量推進及び適正処理を所管する部署から本組合に派遣され、中間処理施設の運営に携わっています。 「さらに、異物を取り除き圧縮・梱包処理を施した後、日本容器包装リサイクル協会(以下、協会)に引き渡すまで一時保管するのが当施設の役割になります」(髙田さん) 北河内地域の4市(枚方市・寝屋川市・四條畷市・交野市)の共同による広域処理というプランがスタートした髙田 哲治さんのは、平成13年のこと。前年の4月に「容器包装リサイクル法」が完全施行されたことをきっかけに4市で話し合いがもたれ、16年6月にはその運営組織として北河内4市リサイクル施設組合を設立。その後、以前は別々の分別方法だった4市の住民に対し、新たに策定した共通の分別指針に関する説明会を実施する一方で、施設の建設工事にも着手。20年2月、ついに北河内4市リサイクルプラザ「かざぐるま」が本格稼働します。 ちなみに、施設の愛称である「かざぐるま」というネーミングは、市民からの公募で決められたとか。4つの羽を有するかざぐるまのマークには、4市が協力してリサイクルシステムを回すというイメージが投影されています。容リ法の完全施行を機に4市共同でのごみ処理計画が始動大阪府北東部に位置する北河内地域の4市(枚方市・寝屋川市・四條畷市・交野市)では、使用済みPETボトル・プラスチック製容器包装の中間処理を行なう施設を共同で運営しています。4市共同での広域処理に至った経緯とメリット、さらには当施設で行なわれている分別基準適合物の品質向上に関する独自の取り組みについてもご紹介します。3Rの広場面積:65.1km2人口:約40.8万人面積:25.6km2人口:約7.8万人面積:24.7km2人口:約24.1万人面積:18.7km2人口:約5.7万人大阪府寝屋川市四條畷市交野市枚方市4市の知恵を結集し、PET&プラ容器の高品質な広域処理を実現北河内4市 リサイクル施設組合

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