日本容器包装リサイクル協会ニュース No.65
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.65 May 20144●特定事業者が再商品化を 委託した単価 ●再商品化事業者が落札した単価(平均) 平成25年度実績(3月末時点)●市町村から協会が引き取った量  ●特定事業者 (再商品化の費用を負担)の数●再商品化された量と用途  市町村再商品化事業者特定事業者10.3万トンびん原料その他用途::無色11.5万トンびん原料その他用途::茶色11.5万トンびん原料その他用途::97.9%2.1%97.1%2.9%31.8%68.2%その他11.1万トン無色12.2万トン茶色12.4万トンその他4.545円/kg無色4.938円/kg茶色6.412円/kgその他4.0円/kg無色5.5円/kg茶色8.0円/kgその他2,799無色1,421茶色1,168その他53.4%53.4%930市町村56.3%56.3%981市町村69.1%69.1%1,204市町村●協会に引き渡した市町村数と 全市町村に占める割合 (平成26年3月31日現在)無色茶色その他協会の引取量はここ数年同様、25年度も増加しました 25年度の市町村から協会へのガラスびんの引取量は35.7万トンで、24年度の34.9万トンを上回りました。さらに、26年度の市町村から協会への引渡申込量は、申込市町村数が前年度より18市町村増えたことに伴い、36.4万トン(前年比101.0%)へと増加しています。一方、25年度のガラスびんの出荷数量は114.7万トンで前年比99.2%となっており(出典:日本ガラスびん協会)、全体の出荷数量は減少しているものの、協会の引取量は徐々に増加するというガラスびんにおけるリサイクル事業の大きな流れは、26年度においても継続しています。 再商品化製品では、ガラスびんの原料となる「びん原料カレット」が引き続き安定した販売状況にあります。びん原料以外の用途では、ガラス短繊維(断熱材)向けが堅調です。26年度の落札量は約3万トンとほぼ前年度並みで、安定的な需要を維持しています。ガラス砂用途については、圏央道をはじめとする関東圏の大型工事にて継続的に利用されるなど、依然として確かな成果をあげています。地方においても、ガラス砂の排水性や防草対策用としての長所が認知され、使用量が増加傾向にあるようです。軽量発泡骨材向けの用途では、26年 市町村が回収する段階で細かく割れてしまい、残渣として埋め立て処理された廃棄量は、24年度で約21.1万トンにのぼったと推定されています。この残渣を減少させることは、ガラスびんのリサイクル事業における長年の課題です。そこで今年度も、「ガラスびんリサイクル促進協議会」と連携しつつ、残渣率の高い市町村を訪問。収集選別作業時にガラスびんが割れることを防止できる単独収集への移行をお願いしてまわる予定です。しかし、多くの市町村では他素材との混合収集が主流で、平ボディ車の使用や手選別の採用など、仕組みを一から変更することは容易ではありません。改善のための越えるべきハードルは高いものの、今後も粘り強くトライしていくつもりです。 さらに今年度は、ガラスびんの用途拡大に向けた施策にも重点的に取り組みます。再商品化事業者はもちろん、その先の利用事業者も含めた情報収集に注力し、新たな用途についての可能性を探っていきたいと考えています。4つの素材ごとに、リサイクル事業を取り巻く現状や課題、26年度の活動計画などをご説明します。ガラスびん事業部●平成26年度の協会事業計画度の落札量が約4千トンに達するなど、主に防犯砂利としてホームセンターでの需要などを確保しています。ガラスびんの残渣減少と用途拡大に注力します取り巻く状況26年度の重点課題

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