日本容器包装リサイクル協会ニュース No.65
14/16

日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.65 May 201414協会のお仕事第1回再商品化事業者の登録審査の目的は?どんな基準で審査しているのですか?審査の結果はどのように発表されるのですか?とくに心がけていることは?再商品化事業者登録審査円滑な再商品化事業の推進というミッションのもと、協会が日常的に取り組む業務について、その具体的な内容をご説明していきます。今回は、再商品化事業者の登録審査について、PETボトル事業部の油井光和専任部長に聞きました。PETボトル事業部専任部長油井光和 協会では、毎年12月~翌1月に、再商品化事業者に対して翌年度に取引される分別基準適合物の入札を実施します。この入札に参加する再商品化事業者を事前に選定するのが、登録審査という業務です。 入札への参加を希望する再商品化事業者は、入札のおおよそ半年前の7月に所定の書類を協会に提出。その内容を元に、再商品化事業を問題なく行なえる事業者であるかを判定するために、協会が多様な基準から審査します。書類審査のほかに、時にはその事業者を直接訪問する現地調査も行なっています。 こうした基準により、協会では各分別基準適合物の担当事業部ごとに、再商品化事業者の登録審査を約4か月間にわたって実施。その結果は、情報公開の観点から毎年11月に登録事業者リストとして協会ホームページに掲載しています。その後、審査にパスした登録事業者ごとに落札可能量をメールなどで通知。入札説明会を経て、入札を実施します。落札した分別基準適合物を再商品化できる設備をきちんと所有しているのか、さらにはどの程度の量を再商品化できる能力を有しているのかを、申込時に提出された書類や設備図面などにより当協会の技術顧問が審査します。再商品化製品の生産能力はあっても、販売する取引先が無いのでは事業が円滑に行なわれません。販売先からの引取同意書の提出も重要なファクターです。 登録審査に誤りがあれば、その後の再商品化事業に大きな影響が出るのは必然。それだけに慎重かつ正確な審査を常に心がけています。再商品化事業を遂行するに当たっての財政面における経営状況を、外部の中小企業診断士に依頼して審査します。❶ 設備能力❷ 販売能力❸ 財務状況リサイクル協会再商品化事業者入札説明会事業者登録説明会再商品化事業事業者登録申込み入札契約締結事業者登録開始の案内(官報)事業者選定の完了落札設備能力販売能力財務状況など事業者説明会12月2月3月翌年度11月1月7月8月4月登録事業者結果の公表登録審査

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です