No.64日本容器包装リサイクル協会ニュース
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.64 February 201412石川 幸子さん連携プラザ 「若い単身者の中には、仕事の都合で引っ越しを繰り返す人も多いと聞きます。そうした人にとって、市ごとに違う分別ルールを覚えるのは至難の業。そのため、間違った分別方法でごみを捨てている人も少なくないようです。そんな中、分別のルールが守られずに困っている地区から、何か啓発用のツールはないかという相談を受けて考えたのがこのラミネート看板です。社会人に対しては、やはり捨てる際にアプローチをかけることが最も効果的なのではという推測から、貼る場所はごみ集積場所を想定。強い言葉とインパクトあるビジュアルは、若い人の目を引くようで、不法の分別ごみが減ったという声も聞いています」 市内に4つもの大学を有する松山市にとって、学生への啓発活動も欠かせません。毎年春の入学シーズンには、新入生へのオリエンテーションの際に、大学側からごみの分別マナーなどについて話す機会を設けてもらっています。さらに、大学近くの不動産屋にも啓発用の冊子を置かせてもらうなど、学生向けにもきめ細かな対応をしています。 近年では、子供向きの環境教育にも力を入れているそうです。希望する小学校に職員が出向き、ごみの学習会を実施。子供たちにはごみを減らすことの大切さを説●高齢者向け●啓発用 ラミネート看板●外国人向け●単身者・学生向け●小学生向けいています。市内で実際に排出された比較的新しい粗大ごみをグラウンドに持ち込み、回収作業を実演することで、子供たちにまだ使えるのにもったいないという気持ちをもってもらうとともに、ごみを減らすことの大切さを説いています。また、夏休みを利用し、夜のごみ処理施設への探検ツアーも実施しています。親子などを終業後の処理施設に招き、昼間の就業時には立ち入ることのできないごみの搬入スペースなども開放。親と子で楽しみながらごみ処理の問題を考える機会を提供しています。 「市のホームページには、市民の皆さんが手軽に活用いただけるような情報をまとめてアップしています」と語るのは、ホームページ担当の環境政策課・石川幸子さん。環境フェアの予告や事後の報告など、タイムリーなリリースも心がけているそうです。小学校で開催の「ごみ学習会」

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