No.62日本容器包装リサイクル協会ニュース
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.62 August 201315株式会社レジオン大脇裕貴さん春日井市環境部 岩瀬敏記さんリンクをクリック!春日井市のホームページから協会のホームページへ連携プラザ 一方、春日井市は人口約30万人を擁する中部圏の住宅都市です。春日井市におけるビデオ出前講座の活用シーンは、小牧市とは少し異なります。というのも、同市ではプラスチック製容器包装の収集を今年4月からスタート。ビデオ出前講座は、昨年1年間の準備期間中に市内全域で行なった説明会にて要望のあった町内会で活用されました。 春日井市の中間処理も、小牧市同様に株式会社レジオンの施設にて行なわれています。 「ビデオ出前講座は協会と取引がある市町村へ昨年8月に配布されましたが、その時点でまだ取引の無かった春日井市には届いていませんでした。そこで、レジオンの大脇さんを通じて協会からDVDを入手し、活用させていただきました」とは、同市環境部のごみ減量推進課にて課長を務める岩瀬敏記さんです。昨年7月から始めた市民向けの説明会は、市の職員による説明がメインに行なわれていましたが、ビデオ出前講座のDVDを利用した説明会では、参加している人たちの反応がまったく違ったそうです。 「使用する以前は、私が話した後にたくさんの質問が参加者の皆様からありました。しかし、DVDを使用してみたら質問がまったくこないんです。映像とともに説明した方今春スタートの春日井市でもDVDが大活躍が見ている方も分かりやすいんだと気付かされた瞬間でしたね」(岩瀬さん) 開始前の説明会では、なぜ今リサイクルをしなければならないのかを市民に納得してもらうことが重要と岩瀬さんは話します。その点、ビデオ出前講座なら、現代におけるリサイクルの必要性を分かりやすく学べるため、DVDを見た市民も十分に納得してリサイクルに協力していただけると岩瀬さんは話します。 現在、春日井市における啓発活動は、“分別してください”から“こんな風に活用されています”という段階へと伝える内容が変化しています。そうした点もしっかりと映像化されているビデオ出前講座をより多くの方に見ていただくべく、春日井市では市ホームページから協会へのリンクも設定。インターネット上で市民が手軽に見られるようにしています。 「プラスチック製容器包装10年のベテランから1年目のビギナーまで、ビデオ出前講座が様々な市町村における啓発活動で大いに役立つことは、私が保証します」とは、両市での啓発活動をサポートしてきた大脇さんの言葉。全国の市町村に向けて、これを活用せずにいるのは本当にもったいないというメッセージをいただきました。いうリクエストがあったといいます。 同市の廃棄物対策課、渡辺浩さんによると、リサイクル開始後10年経った今でも、分別に関する市民からの問い合わせの電話が毎日あるため、実施を希望する自治会には説明会を行なっているといいます。 「今後はその説明会でも、ビデオ出前講座を活用する予定です」(渡辺さん) さらに、同市の運営するリサイクルプラザで収集業務の管理を担当する長田義法さんも、ビデオ出前講座を今後活用したいと考えている職員の一人。市が委託する収集業者のスタッフに見せることで、よりスムーズな収集業務につながればと、その効果に期待しているそうです。

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