No.62日本容器包装リサイクル協会ニュース
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日本容器包装リサイクル協会ニュースNo.62 August 201313「容器包装リサイクル」講座 まい 再商品化とは、どういうことですか?もう少し具体的に教えてもらえませんか。 リサ 協会が行なっている再商品化とは、市町村で分別収集されたものから異物を取り除いた後、砕いたり小さくして、原材料として取り引きできる状態にすることです。 斉木 うちのリサイクル工場では、プラスチック製容器包装をペレット(一定形状の粒)や減容品(不定形の粒)などにしています。 リサ ペレットや減容品も、容リ法で定められている    再商品化製品です。再商品化製品は原材料であり、さらにさまざまな用途に利用されます。 清二  再商品化製品の利用ということですね。 斉木 うちの会社が作ったペレットや減容品は、それらを製品化する会社に販売して、そこでパレットなどになります。 まい ガラスびんの場合だと、細かく砕いたカレットが再商品化製品で、それを原材料として作られたガラスびんは再商品化製品の利用というわけですね。 リサ 協会としては、リサイクル会社が原材料にした後、適切に利用事業者に引き渡されているか、確認しています。 まい 再商品化って、なかなか深いですね。 容輔 うちの会社が使った容器や包装が、消費者によって排出されて・・・ 清二 市町村が集め・・・ 斉木 リサイクル会社が再商品化製品にして、原材料として製品化する会社に渡す・・・ リサ 協会はリサイクル実施のためのコーディネーターとして、特定事業者、市町村、再商品化事業者それぞれとの連携を大切にしています。家庭から出るごみの約6割(容積比)を占めていた容器包装廃棄物を資源として利用するため、平成7年に容器包装リサイクル法(容リ法)が制定されました。その再商品化実施の運営業務を担う指定法人が当協会です。日本容器包装リサイクル協会容輔清二お互いに、いいリサイクルを目指そう! まい だから単価は、毎年違うのね。 清二 では、リサイクル会社への支払いは、どのように決まりますか。 斉木 私たちリサイクル会社には、入札が行なわれます。 リサ 協会は、全国の市町村の保管施設ごと、素材(分別基準適合物)ごとに入札条件を提示し、電子入札を実施しています。 斉木 市町村によって異なる引取量や品質、運搬費などの条件を考慮して、入札価格を決めていきます。 リサ 協会ホームページで落札単価の加重平均、保管施設ごとの落札単価を公表していますので、どうぞご覧ください。容器包装のリサイクル分別排出分別収集商品提供分別基準適合物の引渡しリサイクル協会市町村再商品化事業者原材料として利用する会社消費者特定事業者再商品化実施委託料の支払い拠出委託料の支払い再商品化製品の販売合理化拠出金の支払いリサイクル費用の支払い再商品化製品再商品化製品の利用原材料にリサイクルされ、さまざまな用途に利用

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