容器包装リサイクル20年のあゆみ-公益財団法人日本容器包装リサイクル協会
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39(円/トン)60,00040,00030,00020,00010,000050,000ー10,000ー20,000■ 有償入札の実施事業部の活動価は平成12年度の紙製容器包装の再商品化開始以降、一般古紙の中国向け輸出急増と歩調を合わせて紙製容器包装の落札平均単価も低下。一般古紙に対する需要が一段と高まるにつれ、紙製容器包装を選別している再生処理事業者(古紙業者)の紙製容器包装への需要も高まり、入札における価格競争が激化する状況が現在まで続いています。 このような状況の中、平成19年度の入札では、名古屋市の保管施設の入札に関し、0円入札を行ない落札した再生処理事業者が1社発生。0円落札があったことを当協会ホームページで知った他の再生処理事業者からの関心も強く、容リ協がPETボトルと同様に紙製容器包装に関しても有償入札を認めるのであれば、有償入札を行なう意向があるとする声や、古紙の市況の面からは有償入札を認めてもいい時期に来ているのではないかとの声も出始めました。 資源価値の高まった紙製容器包装の健全な競争環境を維持するために、平成20年度に有償入札の方向を主務省庁とも協議のうえ決定。その結果、平成21年度にはPETボトル(平成18年度から有償入札開始)に続き紙製容器包装でも一部市町村で有償入札が行なわれました。平成22年度、平均落札価格は△601円/トン(税抜)で初めてマイナスとなり、以降、平均落札単価は有償で推移しています。平成29年度向け落札単価はこれまでの最高価格、△9,659円/トン(税抜)になりました。*公益財団法人古紙再生促進センター「古紙回収率推移」より作成12年度13年度20年度21年度22年度23年度24年度25年度26年度27年度14年度15年度16年度17年度18年度19年度28年度29年度△8,720△8,720△6,523△6,523△4,130△4,130△5,555△5,555△5,057△5,057△601△601△8,706△8,706△9,659円△9,659円5475472,7912,7912,0952,0955,1435,1436,3816,3818,8578,85712,57112,57116,66716,66732,38132,38155,048円55,048円■ 紙製容器包装の落札単価(税抜換算)の推移40608010020013年度12年度20年度21年度22年度23年度24年度25年度26年度27年度14年度15年度16年度17年度18年度19年度1,0001,5002,0002,5005000(万トン)(%)古紙回収率古紙回収量古紙輸出量57.757.71,833万トン1,833万トン3.7万トン3.7万トン2,140万トン2,140万トン1,9121,91214.714.719.019.019.719.728.428.438.938.938.438.434.934.949.149.143.743.744.344.349.349.348.948.946.246.242.6万トン42.6万トン37.137.12,0052,0052,0442,0442,1512,1512,2322,2322,2832,2832,3332,3332,2752,2752,1662,1662,1722,1722,1552,1552,1752,1752,1862,1862,1752,17561.561.565.465.466.166.168.568.571.171.172.472.474.574.575.175.179.779.778.378.377.977.979.979.980.480.480.880.881.381.3回収量回収率輸出量国内で消費された紙・板紙のうち、古紙として回収された割合回収量のうち、国外へ輸出された量古紙として回収された量■ 古紙回収量・回収率、輸出量

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