ガラスびん分別収集の手引き びんto資源
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8混合排出色別排出■ガラスびん色別排出メリット▪びんの色選別設備が不要です。▪収集容器や収集車両の組合せの選定に幅がでます。▪異物混入のチェックがしやすく、残渣もほとんど発生しません。▪異物混入のチェックは、収集時とストックヤードに荷降ろしした際に目視で容易にできます。留意事項▪品質向上、確保の観点から最も望ましい分別区分です。(残渣が少なく埋立てがない)▪品質確保のため、住民の理解と協力を得る継続的な啓発活動が必要です。▪収集容器はコンテナが良いが、袋の場合は中が見える透明なものの方が、異物チェック及び住民の排出基準維持が容易です。■ガラスびん一括排出メリット▪他の素材の除去作業がなく、比較的色選別設備は簡易ですみます。▪コンテナ排出、平ボディ車収集の場合は、びんの割れも少なく、色選別及び異物除去も容易であり、残渣も少なくなります。デメリット▪色選別設備が必要になります。▪パッカー車収集の場合は、びんの割れが増えるため、色選別ができにくくなり、残渣が多くなります。▪袋排出の場合は、色選別の前に袋の除去作業が必要となります(袋の除去作業に破袋機を導入すると、びんの割れが増え残渣が増加します)。留意事項▪ガラスびんを割れにくくして残渣を減らす工夫①コンテナによる排出②平ボディ車による収集③手作業による破袋工程(袋排出の場合)④色別選別ラインへの短く段差のない送り込み等▪住民への啓発活動の継続は「色別排出」の場合と同様、必須です。■他の資源物との混合排出メリット▪収集における積込み作業は、比較的容易にできます。▪一括で資源物を収集できるため、収集効率は高くなります。デメリット▪異物混入の可能性が高くなり、びんの割れも多くなって残渣が増加します。▪各資源物を選別するため、処理工程が多くなり、設備費が割高になります。▪処理工程が長いこと、収集車両にパッカー車が利用されることが多いため、びんが割れ残渣が増加します。▪混合排出する資源物(ペット、缶等)の品質に悪影響を与えます。(混合排出する資源物がクッションになって、びんの割れを減少させる効果は小さく、マイナス面の方が大きい)留意事項▪混合排出は、色別や一括排出に比べると、品質向上が難しいと考えられるため、現有施設の老朽化などに伴う処理体制の変更(更新施設の整備、排出・収集方法の変更等)の際には、可能な限り分別区分の見直しを検討することが望ましいと考えられます。1. 分別区分に関する事項

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